2016.5.21
設計の池田です。
先日、青山ブックセンターで行われた『住宅建築家 三人三様の流儀』刊行記念の竹原義二、伊礼智、中村好文3人によるトークイベントに行ってきました。
この3名はそれぞれ住宅をメインに活躍をしている旅好きな建築家です。
刊行記念のトークショーという事もあり「建築論」のような堅い話ではなく3人それぞれの普段考えている事や仕事への取組み、旅の話などを聞けたとても楽しい時間でした。
話は3人の共通の趣味である「旅」になりましたが、「旅に出て地図を読むというのは図面を見て建築を想像する事に近く、建築を考えるトレーニングにもなっている」という話は聞いていてハッとする言葉でした。
地図も建築の図面もそこには線と簡単な記号で表されていて、それを読む事で目の前にその情景が浮かびあがらせ、他人に伝える「言葉」なのだという事をいっそうと意識していきたいと思いました。
建築家、実務者の多くが旅に出るとやることがあります。
それは、宿泊した施設の部屋の実測です。寸法感覚を養い、手を動かし作り手の考えに思いを巡らすと見ているだけでは解らなかった事が見えてくるのです。
僕も半ば習慣になりつつありますが、トークショーで伊礼さんが「やらないと宿題を忘れたような感覚になる」と言うのはまさにそんな感じになります(笑)
3人それぞれ近い考え方を持ちながらそれぞれ違う形の住宅を生み出し続けている建築家ですが、最も共通している点は3人ともクライアントと深く関わり、その中から住宅を創り出しているという点だろうなと感じられた良いイベントでした。
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◆最新イベント情報◆
2016.05.29(日)「建築家とつくる家」完成現場見学会【中野区 F邸】 開催決定
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