2015.8.27
設計の鴨下です。
隣地の土をせき止めるため、簡易的に設置されたH形鋼をRC擁壁に変える工事を行っています。
なるべく活用できる敷地を広くとりたいので、RCを片押し成形することに。
今回の敷地は地盤がかなりしっかりしており、矢板を既存のH形鋼の背面に盛り替えた上で、鉄筋の配筋作業に支障のある部分はカットする計画にしました。
カットは解体業者さんにお願いしました。ガスバーナー(プロパンガス+酸素)で丁寧に切断作業が進みます。ボーボーと燃え盛るガスバーナーの音とパチパチと飛び散る火花が派手で、小さな花火を見ているよう。
新しい鉄骨と異なり、土や錆の付いた鉄はとても切りにくいそうで、熟達している方でないとバチンという音と共に切断作業が何度も止まってしまうとのことでしたが、さすが!するすると作業が進んでいきます。
午前中に作業は終了し、今までちぐはぐな位置に植えられていたH形鋼も整えられ、無事次の工程に移れそうです。
雨の降りしきる中での工事、大変だったかと思います。業者さん、ありがとうございました。
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