2015.6.26
設計の赤羽です。
お洋服や家具、身のまわりの雑貨と同様に、建築にもたくさんの色が出てきます。
難しいのは、お洋服と違って色の入った完成品を見ることができず、サンプル等で仕上がりをイメージしながらの選択となる点です。
「白」と一言で言っても、青みのある白、アイボリー系の白など、沢山の「白」があります。
色サンプルの制作や、現場の職人への指示の際、選んだ「白」を正確に伝達するために、使用しているツールがあります。
打ち合わせや現場で見かけることもあるかと思いますが、日本塗料工業会が発行している色見本です。
ずらっと配置されている色は全部で624色。
すべての色に番号がついており、これが共通記号となって、関係者へ正確な色を伝達することが可能になります。
既にあるものと色見本を照らし合わせ、色番号に置換することも可能なので、既存の空間やお手持ちの家具の色を色番号で把握し、それに合う新たな素材や物を選ぶ場合にも役立ちますし、またお打ち合せでお好みの色をお伺いする際にも活躍してくれる、心強いツールです。
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