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2015.1.17

阪神淡路大震災から20年

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設計の池田です。

今日、1月17日は阪神淡路大震災から20年の日です。

この震災で亡くなった方の原因の83.3%は建物の倒壊を原因とする「圧死」や「窒息死」などでした。次に多かった原因は火災による「焼死」が12.2%です。
しかしこの火災の原因も調べてみるとそのほとんどが建物の倒壊によって引き起こされたものでした。
つまり、阪神淡路大震災で亡くなったかたのほぼ全てが「建物の倒壊」によって命を奪われていたのです。
そしてその亡くなった方の場所の86.6%は「自宅」なのです。
本来人々を守らなければならない「家」がその役割を保てずに被害を生んでしまっていたのです。

私たちはこの教訓をもとに、提案する住宅のほとんどを「重量木骨の家(SE構法)」にしています。

わが国は大きな震災がある度に「耐震基準」を改訂し、住宅により高い耐震性能を持たせるようにしてきました。
しかしその基準は低層の住宅に限っては「壁の枚数」による曖昧な基準でしかないのです。
住宅はすべてが同じ形をしているわけでは無く、また昨今はお客様が求める住宅の形も多様化しています。建物の形が違えば必要な耐力壁の量や位置も違います。

「重量木骨(SE構法)」ではすべての住宅で高層ビルと同じ「構造計算」をしているのでその建物が実際に地震を受けた時にどう動くか、ではどこに壁を設けたら良いのかという計算を行っているので必要最低限の壁の量で耐震等級の高い住宅をご提案させていただいています。

また、今日はyahoo Japanでは特設サイトを公開しています。
震災当時のデータをもう一度学び、未来に起こりうる震災への備えを考えてみてはいかがでしょうか?

阪神・淡路大震災から20年 特設サイト

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