2014.11.28
広報の井上です。
先月ピエール・エルメ・パリ 青山に出現した”庭園”を見に行ってきました。
これは”パティシエ界のピカソ”と称されるピエール・エルメがフラワーアーティストの東信さんとコラボレートし、
新作マカロン発表のために行ったお菓子と花による作品づくり
「PIERRE HERMÉ × AZUMA MAKOTO -LES JARDINS」を記念し開催された空間演出。
東さんは、南青山で「JARDINS des FLEURS(ジャルダンデフルール)」というオートクチュールの花屋を主宰されています。
初めて彼の作品を見た時の衝撃は今でも忘れらないくらい…。まさに一目惚れでした(笑)
以来ずっとファンでしたが、直接作品を見るのは今回が初めて。
2012年から続くピエール・エルメのマカロンのテーマ「JARDINS(ジャルダン)=庭園」の通り、まるで植物園状態の店内。
店内の色づかい、大理石やアクリルケースの輝き、個性的な草木や花たちが幻想的な世界をつくり出しています。
ピエール・エルメの色鮮やかな新作マカロンと東信さんの花の、色と色との共演。
お菓子と花が一つに融合し、一枚の絵画のような素晴らしい作品となり広がっていました。
伺った日は展示期間の最終日、しかも東京に台風が直撃していた時間で、他にはお客さんはおらず貸切状態。
許可をいただきたくさん撮影もして、大満足でお店を後にしようとした所、
スタッフの方に呼び止められ「こんな悪天候の中、来てくれたので特別に…」と
なんとブーケをプレゼントしていただきました!
温かなオレンジのグラデーションが綺麗なブーケ。
あまりにも嬉しい出来事で、感動のあまり半泣き状態でお店を後にしました。。
ピエール・エルメの他にもブシュロン、ピアジェ、エルメスなど数多くの有名ブランドとコラボレートし、
世界的に活躍するフラワーアーティストである東さんですが、
インタビューなどではいつも「自分の基本は花屋」と仰っています。
先日TVで特集が組まれており、その中で花屋にこだわる理由をこう述べていました。
「お客さんが涙を流して喜んでくれたり、飛び跳ねんばかりに感動してくれたり、お花屋さんはそれができる。
こんな素晴らしい美しい仕事はない。だから花屋であり続けたい」
自分の仕事に対してこうした想いがあるからこそ、この人の生み出す花は人の心を打つんだなぁ…と
しみじみと感動してしまいました。
やっていることは違いますが、東さんに負けず(本当に恐れ多いですが。。)
想いを大切に仕事をしていきたいと強く思いました。