2014.1.11
設計の伊澤です。
11月の週末に鉄骨造のビルの建て方が行われました。
木造でも同じですが、建て方は早ければ僅か1日で、建物の骨格が組み上がるダイナミックな工程なので、見ているだけでも楽しいですよね。
生憎の小雨模様の中、車で現地へ向かうと
既に主な構造は組み上がっていて、道路に近い部分の梁を架けているところでした。
人通りの多い場所なのでガードマンさんが目を光らせます。
今回は、先行足場無しで進めているのですが、鳶さんは細い鉄骨の上を自在に動いて(命綱はついてます)、鉄骨を組んでいきます。
高いところが好きな私もちょっと腰が引けます。さすが建設業の花形職業ですね。
さて、もうひとつ、個人的に建て方で楽しみにしているのが、クレーンです。
立体的な迷路の中、資材を華麗に運ぶ様子はいつまで見ていても飽きません。
実はこういう狭い空間に資材を運ぶときは、すぐ近くで見ている作業監督から無線でクレーンの操縦者に指示が出ていて、障害物に当たらないように上手く誘導しています。絶妙な指示出しと、それに従う微妙な操作も、どちらも見事で阿吽の呼吸といったところでしょうか。
こうした鳶さんも含めた職人さんたちのチームワークを感じられるのも、建て方の醍醐味です。
皆さんも是非、ご自宅の建て方の際には足をお運びいただき、この醍醐味を味わってみてください。
伊澤杉人