2013.5.26
先日、遅ればせながらスカイツリーに行ってきました。
ちょうど1周年を迎えたとあって、多くの人で賑わっていました。
初めて見た感想は…とってもスレンダー!
タワー界のスーパーモデルとでもいうのでしょうか。
634mもの高さを誇る鉄塔を支えているとはとても思えないプロポーション。
そのプロポーションの秘訣をちょっと調べてみました。
(なんだかダイエットブログのようですが…)
もうご存知の方も多いかもしれませんが、
東京スカイツリーの足元は一辺約68mの正三角形。
この頂点の3点から上部へ伸び、地上50mのところでひとつにつながり、
600m以上の高さにまで伸びていきます。
高さが634mなので、縦と横の比は約「9.3:1」という超スレンダーボディ!
これがどのくらいスレンダーなものかというと、
東京タワーは、高さが333mで、足元は幅が一辺約95mの正方形。縦横比は、約「3.5:1」です。
このように日本の初期の超高層ビルは縦横比が「3:1」のものが多く、
「6:1」を超える超高層ビルともなれば構造を特別に工夫しなければならないと言われれています。
構造の観点からいうと、足元の幅は広くとっておく方が地震などの際にもちろん有利。
スカイツリーの設計チームは、足元の形として円、四角、三角で安定的な形を選び、
敷地に適合する一番長い辺をとれる形として、正三角形を選択したそう。
もちろんさらに構造上の検討と工夫を施し、安定的にこのプロポーションを維持しています。
建築物としても工夫や見どころが随所にありそうな東京スカイツリー。
夜のライティングも話題ですので、今度は夜に見に行ってみようと思います。