2013.3.24
少し肌寒かったですが、本日も絶好のお花見日和。
皆様はお花見を楽しまれたでしょうか。
本日、お客様のご案内をしていたところ、いたる所で桜が満開を迎えていました。
こちらは目黒川沿いの様子。
どこに行くにも春を感じられるこの時期は、お出かけにうってつけですね。
そんな中、昨日、六本木アートナイトへ行ってきました。
今年で4回目となるこちらの催し。
1日限定で、日没から日の出までオールナイトで開催されています。
生活の中でアートを楽しむという新しいライフスタイルを提案し、
昨年は述べ観覧者数約70万人を動員した、東京を代表するアートイベントです。
今年はアーティスティックディレクターにアーティストの日比野克彦さんを迎え、
「TRIP→今日が明日になるのを目撃せよ。」をテーマに開催。
単なる展示に留まらず、プロジェクト型の取り組みも多く、
美術館、公園、商店街など六本木の街のいろいろな場所に創られたアートを
まるで「旅」するように回っていけるように計画されていました。
テーマのひとつに”震災との関係性”をあげたこのイベントの
シンボルとなっていたのが高さ約8メートルのガラスの灯台。
この灯台の灯火には、東日本大震災で津波の被害を受けた塩害杉が使用されているそうです。
TRIP=「人間の移動」と捉え、移動手段のモチーフとした巨大な「船」を
六本木の街中に展開していた「アートブネプロジェクト」。
こちらのプロジェクトには、先日プリツカー賞を受賞した伊東豊雄さんらによる
「みんなの家」チームも参加。
「みんなの家」とは、伊東豊雄さん・隈研吾さん・妹島和世さんなど
錚々たる建築家が考案し設計した被災地のための共有のリビングルーム。
2012年11月に陸前高田市に竣工した「みんなの家」は、建材としては敬遠されがちな
塩害を受けた地元の杉を使用したことでも話題になりましたね。
今回の「アートブネプロジェクト」では陸前高田市小友町に伝わる
“海上七夕”の船を再現していました。
美術館や商業施設も豊富な六本木。
アートナイト限定で入館料が無料になっていたり、営業時間を延長していたり、
街全体がアートでつながろうというムードで包まれていました。
昨夜は少ししか滞在できませんでしたが、来年もまた参加したいと思います。