2013.3.11
昨日は22度を記録する夏日でしたが、今日は一変また冬の寒さとなりました。
思い返すと2年前の今日も、まだ冬の寒さが残るお天気だった記憶があります。
震災から2年建ちますが、未だに続く余震がその日の記憶をフラッシュバックさせます。
東京ですらこの寒さです。
東北の皆様はもっと大変な思いをされた事と思います。
昨年の建心会旅行で東北を訪れ、観光や秋の味覚を堪能し楽しい旅をさせて頂きましたが
バスや船のガイドさんのお話やバスから見える津波の爪痕などに、地震や津波の恐ろしさを感じたものでした。
そんな所、先日ニュース番組で被災地と東京のある街が一体となり、復興に繋げたというお話を紹介していました。
石巻でサバ缶工場を営んでいた「木の屋石巻水産」さん。
こちらも2年前の震災で工場が全壊するという不運に見舞われました。
そんな時救いの手を差し伸べたのは、震災前から付き合いのあったさば缶専門店「さばのゆ」のある世田谷区経堂の
商店街でした。
全壊した工場に残ったのは瓦礫やヘドロに塗れたサバ缶。
社員の皆さんは、一生懸命作ったこのサバ缶も商品にならないと肩を落としたそうです。
しかし缶詰は、金属で密閉された加工品です。
どんなに瓦礫やヘドロに塗れても、中身は全く問題ありません。
そこで、「さばのゆ」のオーナーさんが発起人となり、その缶詰を綺麗に洗い始めたのです。
最初は商店街の顔なじみで始めた作業も、だんだん志願者が増え多くの協力に恵まれたそうです。
また、工場跡地で缶詰を集める作業もニュースや新聞など見てボランティアが集まる様になったそうです。
そしてまた、噂を聞きつけた人がその缶詰を購入したりと一人ひとりの行動が大きな支援へと繋がりました。
そんな支援の成果もあり、先日「木の屋」の新工場が完成し稼働開始されたそうです。
「木の屋」の復興がきっと地元石巻の方たちの希望となった事でしょう。
もちろん、現地に行って直接的な支援を行う事もとても大切です。
また、募金をする事も復興へと繋がる大切な行動であると思います。
しかし、継続的な支援として自身の生活の一部を少しだけ支援に向けた行動にするだけでも大きな力になるのではないでしょうか?
「震災を忘れない行動」
続けていきたいとおもいます。