2012.6.21
本日は夏至。夏至を過ぎると本格的な夏が始まるとも言われていますね。
夏至は太陽が天球上で最も北に位置する日です。北半球ではこの日に太陽の南中高度が最も高くなり、昼間が最も長く、夜が最も短い日となります。
東京(北緯35度)の場合、夏至の日の太陽の南中高度は78°もあって、まるで頭の真上から照りつけているかような感じとなります。
そんな太陽の日差し、日射をコントロールすることは、快適な室内環境を考える上でとても重要です。
まず、南に面した窓には、正午前後に太陽の光が差し込みます。夏は太陽の高度が高いので、庇を設ける程度で遮ることが出来ます。逆に冬場は太陽の高度が低いため、浅い庇であれば太陽の光を上手に室内に取り入れることが可能。
東・西に面した窓には朝夕を問わず部屋の奥まで日差しが差し込みますので、窓の前面に日よけ対策をすると効果的。
先日のブログでもお伝えした緑のカーテンのほか、ブラインド・すだれなどを窓の外側(ここがポイントです)に取り付けることで日射の浸入を防ぎます。
また、窓ガラスでの工夫も効果があります。
弊社では「Low-Eガラス」を採用していますが、これは一般的に住宅で使われている複層ガラスの表面に、特殊な金属膜を堆積したもの。このLow-E膜が遠赤外線の反射率を高め、放射による熱伝達を低減し、高断熱性能を実現させます。
窓ガラスに熱線遮蔽フィルムを貼りつけるだけでも効果があるそうですよ。
他にも簡単なところで言うと、カーテンの生地が白地の場合は日射をよく反射し、黒地はよく吸収しますので、特に夏場は白地のカーテンを使用すると室内への日差しの浸入を防ぐことが出来ます。
衣服と一緒ですね。
こうして日射を上手にコントロールして家づくりをすると住みやすい家になります。覚えておくと良いかもしれませんね。
画像は昨日の空。
まるで絵の具の青色を塗りつぶしたような、不思議な青い空でした。
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