2012.6.14
本日はまさに梅雨の晴れ間の一日でしたね。
太陽の日差しが気持ちよく、ますます夏が待ち遠しくなりました。
しかし、梅雨は梅雨で味わい深いものがありますよね。
そのひとつが梅雨に満開を迎える花、「アジサイ」ではないでしょうか。
本日もこんな色とりどりのアジサイを発見。
青、紫、ピンク、白…
とても綺麗ですね。
実はアジサイの色の変化は、土壌の酸度によるものだそう!
酸性では青色、中性〜アルカリ性で赤色になります。
梅干しを漬けるときに、シソの葉を入れるとウメの酸性と反応して急速に赤くなりますが、この反対の色と思えば良いわけです。
もちろん品種によって、赤色品種、青色品種がありますが、赤色品種を酸性の土壌に植えると、土の影響を強く受けて、青みを帯びた、あまり美しくない中間の色になります。
日本の土壌は概して酸性ですから、昨年購入したときは美しい桃色だったのに、庭に植えたら青色になった、あるいは赤と青の中間色の汚い色になった等の現象が起こるのはこの為だそうです。
そんな「色」の世界は、実は大変奥深い世界です。
色が引き起こす効果には様々な現象・錯覚などがありますが、皆さまは「面積効果」というものをご存知でしょうか。
これは家づくりにも大変大きく影響するものですので、少しご紹介します。
例えば、小さな色見本を見ただけで家具を購入した場合、実際に届いて間近でみてみると期待していたものとはかなり違う見えになった経験はないでしょうか?
色を小さな面積で決めてしまうと、大きな面積になったとき、明るさや色味に差が生じ、気に入らないまま我慢することになりかねません。
明るい色は小さな面積で見た場合に比べ、大きな面積になると、いっそう明るい色に見えます。有彩色(赤、黄、緑、青、紫、のように色味のある色)では色味もやや増したように感じます。
一方、暗い色は小さな面積で見た場合に比べ、面積が大きくなるにしたがって、いっそう暗い色に見えてきます。有彩色では鮮やかさもやや低くなったように見えます。
このように明るさや色味に差が出るだけでなく、イメージも変化して見える現象を色の面積効果と呼んでいます。
家に置き換えると、外壁・内装・床材など、このような現象が考えられる選択が多々あります。
小さなサンプルを見て決めて、実際に出来上がってみるとイメージと違う…というようなこともよくある話です。
あらかじめこういった知識を備えておくと、後々のミスマッチが防げるかもしれません。
奥深い色の世界。
家づくりにおいても色は重要なポイントですので、折を見て、また色の世界についてご紹介いたします。
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