2012.2.26
【再生可能エネルギー】
昨年の震災後の電力不足により、耳にする機会が急増したこの言葉。
今も、ニュースで耳にしない日は無いくらい、注目が集まっています。
そこで今一度、この再生可能エネルギーとはどんなものなのか、まとめてみたいと思います。
再生可能エネルギーとは、「太陽光や太陽熱、水力、風力、バイオマス、地熱など、一度利用しても比較的短期間に再生が可能であり、資源が枯渇しないエネルギー」を差します。
現在日本のの主要なエネルギー源である石油・石炭などの化石燃料は限りがあるエネルギー資源ですから、これに代わるエネルギーとして注目されているのです。
さらに、化石燃料のほとんどを海外からの輸入に頼っているので、発展途上国のエネルギー需要拡大によって、市場価格の不安定化が懸念されています。
また、地球環境に深刻な影響を及ぼしている温室効果ガスの排出削減も課題となっています。
このような状況の中、エネルギーを安定的かつ適切に供給するためには、資源の枯渇のおそれが少なく、環境への負荷が少ない再生可能エネルギーの導入を一層進めることが急務となっています。
こうしてみると、エネルギー源を化石燃料から再生可能エネルギーに替えれば利点ばかり。
すぐに移行すれば・・・と思いますが、実はまだまだ課題が多いのが現状です。
まずはコストの問題。
こと一般住宅に太陽光発電システムや蓄電池などを導入しようと考えた場合、一番ネックになるのもこの点です。
設備自体の価格が高く、日照時間等の自然状況に左右されるなどの課題があるため、火力発電などの既存のエネルギーと比較すると発電コストが高くなっています。
また、地形等の条件から設置できる場所も限られています。
「エネルギー白書2010」によりますと、2007年時点で、日本の全発電量のうち、再生可能エネルギーによる発電量の占める割合はわずか7%。
少し前のデータとはいえ、非常に少ない印象です。
政府はこの再生可能エネルギーへのシフトチェンジを推し進めるため、自家発電による余剰電力の定額買取制度や、設備設置の際のさまざまな補助金制度を整備しています。
設備そのものの性能も進歩していますので、導入される時点での最良の選択をして頂きたいと思います。
ご新築の際に導入検討される場合は、ぜひ一度ご相談ください。
terajima
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