2012.1.24
昨晩の雪、驚きましたね。
しんと静まり返って、景色がぼんやりと青白くなる雪の夜。
都心ではなかなかありませんので、昨夜はぼんやりと外の景色を眺めておりました。
さて、雪景色としてふと思い浮かんだのが、世界遺産にも登録されている、岐阜県の白川郷。
大変有名な観光地ですし、訪れた方も沢山いらっしゃるかと思います。
白川郷は、「合掌造り」と呼ばれる家が建つ集落で、その独特の景観が評価され、世界遺産(文化遺産)に登録されたそうです。
この「合掌造り」とは、日本の建築様式のひとつで、急こう配の茅葺き屋根が特徴的な建物です。
屋根が急こう配なのは、豪雪地帯であることから、雪おろしの手間を減らし、また水はけも考慮したための工夫とのこと。
また、屋根裏にあたる空間は江戸時代以降、養蚕に利用されたそうです。
より広い空間を確保するために、徐々に屋根のこう配も急になっていったとか。
日本の伝統建築様式・数寄屋造りもそうですが、その土地の環境に適応するための工夫が自然となされていることに驚きます。
また、限られた空間を最大限に利用する考え方は、今の都心での住宅づくりにも通じますね。
冬の白川郷はまた絶景と伺っておりますので、ぜひ訪れてみたいものです。
terajima
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