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2011.1.21

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ようやく『龍馬伝』を見終えました。
武市半平太の死や、薩長同盟といったA級的に大切な回が録画されなかったといった非常にモチベーションの下がる私的小事件がちらほらありましたが、なんとか諦めることなく見終えました。

司馬遼太郎先生の『龍馬がゆく』全八巻を、中三の時に母親に買い与えられて以来、もう3度ぐらい読破していますが、やはり原作者が違うと、同じ人物の物語でも微妙に違った印象とともに見られるから新鮮ですね。

そして何と言っても配役が素晴らしかった!僕の中での一番のはまり役は、高杉晋作役の伊勢谷友介でした。吉田松陰は少しイメージと違いましたが…他にも龍馬の暗殺役に多くの俳優が手を挙げた、などとニュースにもなっていましたが、まあそんな観点からも楽しめます。

さてこの「龍馬伝」、一人の新聞記者が「坂本龍馬という人についてお聞きしたい」と岩崎弥太郎を訪ね、弥太郎の語りから物語が始まるという第一話が印象的です。

今でこそ国民的人気を誇る人物ですが、少し調べてみると、実はほんの最近(といっても何十年も前ですが)まで坂本龍馬という人はほとんど無名だったそうです。今では信じられませんね。

それがここまでの人気者となったきっかけというのが、先述の司馬遼太郎『龍馬がゆく』だと言われてます。
しかしそんな司馬氏でも最初から格別の興味を抱いていたわけではなく、実はたまたま目にしたある書物によって龍馬への関心が高まったのではないか、という説があるそうで。
なんとその書物を書いたのが、アメリカ人の日本学者だと言います。
日本を陰で動かした人物への熱い視線一号は、実はアメリカ人だったのか…と驚きますが、と同時に、とても興味深い話ではありませんか。

ドラマの中でよく出てきた言葉に、「日本の行く末を案ずるのは名も無き若者」といったセリフがありますが、まさに名もなき陰の立役者による日本改革の、まさに大河なドラマでした。
レンタルも続々と始まっていますから、皆様も是非ご覧になってみては。

自信をもってお勧め致します!(ちょっと長いですけど)

【井上】

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