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2010.2.9

2/9 失くしたものは、美しい心

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気づけばもう2月も10日になりました。早いですね。1月の正月気分はもう遠い過去のできごとです。。

1月と言えば正月、といえばおみくじですが、ずっと気になっていたことがあります。
それは『おみくじは単なる「くじ運」か、それとも本当に「運命の指標」か』。

どちらであろうと大した問題ではありませんが、僕のように毎年毎回微妙な結果しか出ない人間は、こんなひねくれたことを考えることでしか、自分を慰められません。

というわけで今年、これを確かめる実験をしてみました。実は僕は幸運なことに実験できる資格を有していたのです。それは僕の彼女(以下S)に因ります。

昨年は浅草寺の初詣に始まり、旅行で訪れた京都・鎌倉・仙台・日光その他諸々いろんなところでたくさんおみくじを引きましたが、信じられない話ですが、Sが「大吉」以外の運勢を引くのを見たことがありません。

一方の僕は毎回中吉〜凶の間をさまよい続けるのでちっとも面白くありませんでしたが。。。。

この事実を前提に、今年の浅草寺での初詣でおこなった実験。それはお互いのくじをお互いで引く、というものです。つまり僕がSの分を、Sが僕の分を、という具合です。
くじが本当に神が思召す運命であるならば、Sの分を誰がひいても「大吉」になるのでは?と思ったわけです。もし違えば、やはり引く人間のくじ運でしかない、と言えるような気がしました。

まぁやや強引な仮説ですけど、それでやってみることにしました。

さて結果は…
Sの紙に書かれていた文字(つまり僕が代わりに引いたおみくじ)は「吉」。
そして僕のくじ(Sが引いたおみくじ)に書かれていたのは…「大吉」!

みなさん、おみくじは単なるくじ運のようです(笑)これでちっぽけな運勢を引き続けてきた僕の哀れなおみくじ歴史に、小さな希望の灯がつきました。

…とつい最近までめでたし気分だったのですが。
今冷静になると、結局「吉」を引いたのは僕であり、「大吉」を引いたのはSであることは間違いありません。つまりそれって、いつどんな状況であっても「大吉」を引いてしまうというSの習性、それこそ神が指し示す真の運勢に他ならないのでは?などとも考えられるわけで。。

うーん。なんかあまりしっくりきませんね。しかしただ一つ言えることは、新年のおみくじでその年のテンションを決めてしまうにはあまりにも時期尚早だということです。あまり悪い運勢にくよくよなんてしないでくださいね。

もう2月ですけど。。。 

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