2008.2.29
すでにハウスメーカーや、建築家や工務店と造る家等、
かなり色々なプランを作られ悩まれていた状態で、
ご相談にお越しいただきました。
お施主様はどれもピンとくるものが無かったとのことで、
『こんな感じでは・・・と感じてしまうのです。
贅沢かもしれませんが、
極端に奇を衒うことを希望しているわけではないけれど、
もう少しデザインと機能性、注文建築らしい個性がほしいと考えています。
お忙しいところ申し訳ありませんが何卒よろしくお願いいたします。』
と大変ご丁寧にお話下さいました。
早速、弊社の家づくりの考え方をお話させていただき、
プランのご依頼をお受け致しました。
その時点で、お施主様はかなりはっきりした内容のご要望をお持ちでしたが、
私としてはご提案にあたりゼロベースから、
この土地を最大限活かせる建物はなにか
というところから取り組ませていただきました。
計画は、遊歩道のある東側の緑の借景と、
西側の道路からのファサードのバランスを考えて
極端なT字の平面計画にしました。
床面積に対して開口面積を多く取ることで、
ふんだんに光と風を取り込むことができるように
考えたためです。一見すると奇抜にもみえる計画だったかもしれませんが、
お施主様にもご提案を気に入っていただき建築はスタート致しました。
四季を肌で感じることのできる、癒しの空間づくりが出来たと思っております。