2015.7.2
家づくりには、驚くほど多くの職人が関わっています。
しかし、これから家づくりを始める方はもちろん、テラジマアーキテクツで既に家を建てられた方でも
実際にどんな仕事があるのかは、知らない人も多いのでは?
また、職人と言うと「なんだか怖い…」と言うイメージをお持ちの方もいるかもしれません。
テラジマアーキテクツの家づくりを支える「建心会」に所属する職人は、
その数、65職種、400名。様々な仕事があり、色々な人がいます。
せっかくの家づくり、「どんな人が関わり、何を思って仕事をしているのか」わかった方がより楽しい!
それが、建心会職人インタビューを始めようと思ったきっかけです。
■第1回”vol.1木下大工①”はこちら
“vol.1木下大工②”はこちら
第2回は”鳶”。
工事現場にはさまざまな関係者が出入りしますが、誰よりも先に現場に入って家の礎を作って行く人たち、
それが、鳶職人です。
テラジマアーキテクツの仕事をして20年(!)とこれまで数々の現場の基礎を作ってきてくださった、鳶清水さん。
鳶の仕事について、テラジマアーキテクツの仕事について、現場で清水さんにお話を伺いました。
–仕事内容を教えてください。
鳶です。規模にもよりますが約3週間から1ヶ月の間に、遣り方、根切り、残土捨て、圧かけ、
捨てコンクリート、墨出し、鉄筋までほとんど一人で仕上げます。
–どうして鳶の仕事に就かれたのか、きっかけなどありましたら教えてください。
以前は、大工をしておりました。その後は10年くらい花屋の仕事に就いて…。
–えぇっ!花屋ですか!!(驚くスタッフ)それは印象にありませんでした…。
そうですか?(笑)その後、近所付き合いのある職人から「うちの会社で鳶の仕事をやってみないか」と誘われたことが、
この仕事を始めたきっかけです。
鳶の仕事は30年やっています。
–仕事をしていて嬉しいことを教えてください。
やっぱりお客さんが喜んでくれる顔を見れるのが嬉しいですね。
最近やっていた三鷹の現場ではお客さんが現場の近くに住んでいたので、子供を幼稚園に送って行く時に
毎日のように現場に寄ってくれたり、差し入れをしてくれたり。
いくつになっても褒めてもらえることも嬉しいです(笑)
–清水さんが思う、他の会社とテラジマアーキテクツの仕事との違いがありましたら教えてください。
テラジマアーキテクツとはもう20年くらいの付き合いになりますが、
仕事をしていて嫌な思いをしたことが一度もないことでしょうか。やってあげたいと思える相手です。
仕事の中でおかしいと思ったことは率直に伝えてきましたが、いつもそれを受け止めてくれたことが、
結果的にスムーズな仕事や信頼感に繋がったと思っています。
–鳶の仕事の中で「ここはほかの人には負けない」という得意な工程などありましたら教えてください。
鉄筋の組み方やアンカーのセットでしょうか。気を遣う所であり、得意な所でもあります。
丁寧に寸法を確認していきます。
–最後にテラジマアーキテクツのスタッフに言いたいことがありましたら、是非お願いします!
現場監督の皆にはいつも助けてもらって、本当に感謝しています。
あとは、一番付き合いが長い深澤かな?昔はよく飲みに行きましたね。
52歳で独立してもうすぐ10年経ちますが、独立してからもずっとこうやって仕事を任せてくれて、
有り難いなと思っています。
隣の家から現場を覗く子供達に笑顔で話しかける清水さん^^
趣味はお祭りで神輿を担ぐこと、そして好きな食べ物を伺うと「食べ物なら魚かな。飲み物なら、焼酎だな」とのこと。
貫禄のある見た目と、穏やかで優しい語り口のギャップがとても魅力的な清水さん。
長年テラジマアーキテクツを支えてくださってきた方であり、これからもそうであって欲しいと思う方です。
清水さん、インタビューにご協力いただき本当にありがとうございました!
■設計 深澤よりメッセージ
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清水さんは私が駆け出しの頃からお世話になっている職人さんです。
とにかく仕事が丁寧で一番信頼のおける職人さんの1人です。
これからも良い家づくりの為に、ケガの無い様、宜しくお願いいたします。
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