東京都目黒区N様/2016年お引渡し
家族構成:ご夫妻・お子様
都内屈指の人気住宅地の一角、高台の好立地に建つN様邸。訪問したのは、お引渡しから2年が経つ、初めての定期点検の日でした。
クリスマスを控え、お住まいにはスワッグやオーナメント、季節感のあるフラワーアレンジメントなどの華やかな装飾がほどこされ、N様が暮らしを楽しんでいるご様子がひと目で伝わってくるような空間となっていました。
スタッフを明るく気さくに迎えてくださった奥様に、楽しかった家づくりの思い出や、家を建ててからの暮らしについて、お話を伺ってまいりましたので、ご紹介いたします。
Q. 家づくりのきっかけを教えてください。
以前は娘の学校の近くのマンションに住んでいました。ずっと戸建てに住みたいと考えていたのですが、娘の進学に伴い通学ルートが変わったことを機に、いよいよ家を建てることにしました。
主人の通勤と娘の通学、いずれも便利な場所で…と考えて土地を探したところ、都心に程近いこのエリアが候補に挙がったんです。近隣に友人が多いことも理由のひとつでしたね。
土地探しには2年ほどの時間をかけ、じっくり検討しました。縁があって見つけたこの土地は、希望通りの交通の便のよさはもちろん、高台にあり眺望が良さそうなところが気に入って。この眺望を活かせる住まいをつくりたいと考え、建築会社選びをはじめました。
Q. テラジマアーキテクツを選んだ理由は?
元々住まいのデザインには興味があって、素敵な家の写真を見るのが好きでした。家づくりをはじめるずっと前から、インターネットで住まいの画像を検索していたのですが、「いいな」と思った写真はほとんどテラジマアーキテクツのものだったんです。だから、建築会社探しを始めたときからずっと第一候補でした。
一応、比較検討するために大手のハウスメーカーなどにも話を聞きに行きましたが、もう最初からほとんどテラジマアーキテクツにしか興味がなかったですね(笑)
プランを依頼するときには、眺望を楽しめるよう3階にLDKを作ってほしいこと、開放感のある玄関ホール、ゆとりのある収納やこだわりのキッチンなど、夫婦で細かい要望をまとめてお伝えしました。
提案されたプランに更に要望を伝えて修正を加え、仕上がったプランには2つの案があったのですが、そのどちらも私たちがインターネットで見ていた「テラジマアーキテクツらしいプラン」で、すごく嬉しかったのを覚えています。その2案のうちひとつのプランを選び、家づくりをおまかせすることにしました。
決め手になったのは、設計・施工一貫体制であること、建心会の存在でした。
これはあとのお話ですが、設計担当の加藤さんに『加藤さんはどうしてテラジマに就職したの?』と伺った時に、理由の一つにやはり『設計と施工一貫体制のところを探していて、そうじゃないと良い家は造れないと思っていたので』とおっしゃていたのを聞いて、私たちの考えと一致していて。その時、テラジマアーキテクツにお願いして間違いなかったなと確信しました。
また、コンサルタントの深田さんがとても紳士的で、私たちの決断を急かさなかったことが大きかったですね。
他の会社さんには「いつまでに決めてください」と必ず期限を言われましたが、深田さんは「もし私たちの提案が気に入っていただけるようでしたら、ご連絡くださいね」といったスタンスでした。押しの強い営業さんが苦手な私たちには合っていましたし、じっくり考えることができました。
Q. 設計・施工中のことを教えてください。
家づくりには夫婦で取り組みましたが、「家にいる時間が長いから」という理由で主人は妻の私の意見を尊重してくれました。
設計を担当してくれた加藤さんは、打ち合わせを重ねるごとに私の好みを把握してくれて、いくつかの選択肢を提案してくれるときには全て好みに沿ったものをピックアップしてくれていましたね。選べなくて迷っているときには、いつもたくさん話を聞いてくれて、私の悩みに付き合ってくれました。本当にありがたかったです。
お願いしたことにはすぐ対応してくださいましたし、とても信頼できる設計士さんでした。
設備や収納の細かい部分の仕様については、経験豊富な設計士さんならではのアドバイスもいただくことができて、安心して家づくりを進めることができましたね。
また、2年点検の際には、加藤さんが『よろしければシューズインクローゼットに傘用のポールつけましょうか?』と提案してくださったんです。実際に傘の整理に困っていましたので、その提案がとてもありがたかったです。
そんな風に、こちらが何も言わなくても、気づいて提案してくださる加藤さん。
私と主人も人を相手にする職業なので、加藤さんの仕事に対する姿勢を見習わなければと思いました。
テラジマアーキテクツでは、他の会社さんと異なり施工しながら打ち合わせを進めていきますし、打ち合わせ回数も多いのですが、自分の家が仕上がっていく工程を見ることができて、現場を見ながら色々なことを決めていくことができるので、安心感もありますし、住み始めてからの愛着にも繋がっていると思います。
家づくりは本当に楽しかったので、終わってしまったあとは加藤さんに会えなくなるのが寂しくて… 主人とは、また家を建てる機会があったら、次もきっとテラジマアーキテクツで建てようね、と話しているんです。
あと、家づくり中にとても印象に残っているのは、職人さんたちのことです。
いつも一緒に家づくりをしている「建心会」の皆さんだからか、職人さんたちもテラジマアーキテクツのスタッフの皆さんと雰囲気が似ていて…(笑) 皆さんいい方ですよね。
きっとテラジマアーキテクツで家を建てる方は皆さんこだわりのある方ばかりだと思うので、職人さんは大変だと思うのですが… 何とか工夫して施主の希望に応えてあげよう、という姿勢を感じられる方ばかりでした。
一度、意思疎通が上手くいっておらず、階段の仕様を変更していただいたことがあったのですが、仕様変更をお願いしたときちょうど仕上がったばかりの状態だったのにも関わらず、まったくいやな顔をせず、快く直してくださったんです。本当に安心しました。
いつ現場に行っても道具はきちんと片付いていてとても綺麗でしたし、近隣の方への挨拶もまめにしてくださっていたそうで、住み始めてから近所の方に大変褒められました。施主のことを考えてくださっている職人さんばかりなんだな、と感じています。
Q. 完成したお住まいはいかがですか?
高台ならではの眺望が楽しめる3階のLDKが、家族みんなの一番のお気に入りです。ほとんどの時間をここで過ごしています。
キッチンに立っているときも目の前に青空が見えるのは気持ちがいいですし、日当たりもいいので、リビングは本当に心地いいんです。主人はリビングのソファで映画を見る時間が好きなようですし、娘も勉強の合間に日当たりのいいバルコニーにブランケットを敷いて本を読んだりして、この空間ならではの心地よさを楽しんでいるみたいです。
特にこだわっていた収納については、元々持っていた荷物の量から必要な収納スペースの広さを計算して作ってもらったので、とても使い勝手がいいです。
ぴったりではなく、少し荷物の量よりゆとりを持たせたので、急に荷物が届いたときでもさっと片付けられますし、物が増えても安心です。
キッチン収納にもゆとりができたので、調理器具もいろいろ新調したんです。おかげで料理の質も上がりましたし、主人や娘もキッチンに立つことが増えました。
新しい住まいに移ってから、「丁寧に暮らしたい」という気持ちが強くなりました。
例えば、お肉を買ってきたらハーブに漬けてみたり、自然の材料で洗剤を手作りして掃除をしてみたりするなど、時間をかけて家事に取り組むことが楽しくなりました。
また、玄関に花を飾ったり、クリスマスやハロウィンの時には庭の木に飾り付けをしてみたり… 季節を楽しむことができる余裕もできました。最近はインテリア雑貨を自作したりして楽しんでいます。
家族みんな、掃除もこまめに自分からするようになりましたし、これからずっと大切に住んでいきたいなと思っているんです。
Q. これから家を建てる方に、アドバイスをお願いします。
注文住宅は選ばなければならないものが多いですが、雑誌やショールームなどで素敵なものを色々見ると目移りして、決めきれなくなってしまうこともあります。
また、「家づくりハイ」のような状態になってしまって、ついあれもこれも盛り込みたくなってしまうんですけれども、何かを選ぶときには「素敵だから」ではなく、「自分が叶えたい暮らしに必要なものかどうか」という視点で取捨選択するといいと思います。設備面では、たくさんの事例を知っている設計士さんのアドバイスを聞くことも大事だと思いますね。
あと、テラジマアーキテクツでは見学会を頻繁に開催しているので、機会があればできるだけ実際の住まいを見に行ったほうがいいと思います。
具体的に暮らしを想像することができますので、家づくりが始まってからもとても参考になりますし、設計士さんに希望を伝えやすくなると思いますよ。
コンサルタント:深田 直
設計:加藤 直美
施工管理:石塚 快
上棟式の日、奥様からはお手紙を、ご主人様からは上棟式のご挨拶を頂き、N様ご家族の家づくりへの思い、テラジマアーキテクツへの思いを伺わせて頂きました。
お引渡し後もご訪問させて頂いておりますが、大変綺麗にお住まいになられており、季節に合わせた飾りつけ等、とても大切に、そして楽しく生活されているのが窺えます。
私たちテラジマアーキテクツスタッフも建心会の職人さん方も、お引渡しまでの間丁寧に大切に作り上げておりますので、大変嬉しく思います。