邸宅の周囲を壁に囲み、その中に前庭と大きなバルコニーを設けているため、二つの屋外空間は外からの視線が気にならないプライベートスペース。そのため、カーテンは不要です。採光通風を取りやすいはもちろんのこと、庭の緑を近くに感じることができ、都心とは思えないような心地よい環境となっています。家族が集まるリビングダイニングは、3.0mの高天井が一層のゆとりを感じさせてくれる大空間。都会的でスタイリッシュなインテリアと開放的な空間が非日常的な寛ぎをもたらす、豊かな住まいに仕上がりました。
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建物の外側を壁で囲み、壁と建物の間を前庭兼アプローチに。5mのシンボルツリーは、3階建の建物とちょうど同じくらいの高さ。階段ホールの窓が額縁となり、室内のどこにいてもその姿を楽しむことが出来るように配置しました。
大きな開口ですが、その向かいには壁があるためカーテンやブラインドを設置する必要がなく、すっきりと開放的です。
明るいモノトーンでまとめたスタイリッシュなLDK。グレーは無機質な印象を与える色でもありますが、見る人を落ち着いた気持ちにさせてくれる色でもあり、暖炉の炎や植栽のグリーンをより生き生きと引き立てます。右手には前庭、左手奥には大きなバルコニーに面し、3mもの高さのある大空間。二つの大開口から終日自然光がそそぎ、心地よく過ごすことができます。
LDKに馴染む、シンプルなペニンシュラキッチン。露出させることが多いレンジフードは壁面収納に埋め込み、すっきりと仕上げました。タイル床は掃除もしやすく、バルコニーに隣接しているため換気も便利。快適で使い易いキッチンです。
洗面室・バスルームと同じタイルを使用し、統一感のある水廻りに。空間全体はモダンでシックなデザインにまとめています。いずれも前庭に面した開口を設け、シンボルツリーの爽やかな緑をのぞむことができます。来客も使用するお手洗いは三連のペンダントライトや間接照明により華やかな雰囲気をプラスしました。
いずれ賃貸にすることを想定し、海外から取り寄せたユニットバスを採用したバスルーム。華やかさと清潔感を兼ね備えたデザインが魅力です。窓からは前庭のシンボルツリーを望むことができます。毎日気持ちよく使用していただける上質な空間です。
前庭に面した大きな開口から緑をのぞむ、気持ちのいいホールです。
窓から取り入れた光を遮らないよう、そして意匠性にも優れたスケルトン階段を採用。
来客を玄関からリビングへ案内するとき、朝寝室からダイニングに向かうときなど、移動の時間も心躍るひとときになりそうです。
玄関ホール隣に納戸として計画した7帖ほどの空間を、家族共有のフリースペースに。
玄関ホールとの間は引き戸で間仕切りしているため、開放して広々と使うこともできます。
間接照明で壁をふわりと照らし、心地よい明るさを演出した寝室。邸宅全体の雰囲気に合わせてモノトーンでまとめました。足元にはカーペットを敷いて、ほっと心が緩むような空間に仕上げています。
夕暮れの玄関ホール。階段下にはエタノール暖炉を設けました。左手にはライトアップされたシンボルツリーをのぞむことができ、ゆらぐ炎と共に、訪れた人を温かく迎えます。
ライトアップされた夕暮れのシンボルツリーと前庭。長いアプローチを辿って玄関にたどりつくまで、来客の期待感を高めてくれる非日常的な演出です。