2021.2.25
テラジマアーキテクツオーナーの皆さま、こんにちは。
まだ寒い日が続いておりますが、少しずつ春の気配を感じられる時期になってまいりました。
4月から新生活を迎えられる皆さんは、きっと準備にお忙しくされていることと思います。
昨年から今年にかけ、テラジマアーキテクツでは
暮らし方の大きな変化に伴う「お部屋改造」の依頼をお受けすることが多くなりました。
ご依頼の内容は、小さなものからリノベーションに近い大改造までさまざま。
間取りの可変性の高さは、弊社が標準採用している耐震構法SE構法の魅力のひとつでもありますし、
今回のコロナ禍のようなイレギュラーな事態にも対応できるのが大きなメリットですね。
今回は、オーナーの皆さまからいただいた幅広いご相談、ご依頼の中から
ニューノーマルの新生活に合わせた「お部屋改造計画」アイデアをご紹介いたします。
4月からの新生活に向けた準備のひとつとして、ご参考にしてみてくださいね。
在宅勤務が広まるにつれ、最も多かったご依頼は書斎を作ること。
「書斎を新たに作る場所の余裕はない・・」と思い込んでいらっしゃる方も多いのですが、廊下の一角などの空きスペースを活用して、簡単なデスクや本棚などを作ることは可能な場合があります。
注意したいのは、オンライン会議の際に発生しがちな「ハウリング」。
「ハウリング」とは、マイクとスピーカーが同じ空間にあるとき(
大きな吹き抜けのあるリビングなどでは音が反響しやすく、「ハウリング」を起こしやすくなってしまいます。オンライン会議等の機会が多い方は、リビングに複数のデスクを設けないようにすることをおすすめしています。
また、デスクと併せてホワイトボードや黒板を設置し、その日のスケジュールやタスクを描いたり、電話メモの代わりとして使う、というアイデアも。
壁に向かってデスクを設置する場合は、ぜひご検討ください。
2人以上の兄弟がいる場合、新築時から「大きくなったら子ども部屋を二つに分ける」ことを想定している方は多くいらっしゃると思います。
コロナ禍でオンラインで授業を行う学校や塾が増加する中、低年齢から個室を必要とする子どもたちも増え、間仕切りのご依頼をお受けすることが多くなりました。
一つの部屋を完全に独立した二つの部屋に変更する場合、新たに壁を作る必要がありますが、そこまで大がかりな工事は考えていない・・・またはお急ぎの場合などは、建具やパーテーションで区切る方法がおすすめです。
但し、こちらもハウリング対策は必要になります。
引き戸などで仕切る場合、オンライン授業中は完全に戸を閉めることで、ある程度ハウリングを防ぐことができますので、お子さまが同時に別々の授業を受講することが多い場合は、パーテーションより建具を選択することをおすすめします。
通勤途中に立ち寄っていたジムからも足が遠のき、運動不足が気になっている・・・という方からのオーダーが相次いだのが、室内で楽しめるトレーニング設備の設置です。
竣工後に最も取り付けやすいのは懸垂棒です。
お仕事の合間にぶら下がって身体を伸ばしたり、軽くトレーニングしたりとリフレッシュに気軽に活用できます。
また、バルコニーや屋上などの屋外空間にハンモックを吊り、本やタブレット、ノートパソコンを持ち出して調べものなど簡単なお仕事ができる場所として活用する、というアイデアもありました。
これからの季節、特に楽しめる機会が増えそうですね。
なお、お子さま向けのトレーニング設備として人気なのはボルダリングボードや雲梯ですが、こちらは後から設置することが難しい場合もあります。詳しくはご相談ください。
家族全員がオンラインで仕事や授業を受けていると、回線の速度に不満が出てくる場合も。
最近お引き渡ししたお客様の場合、最新の「 カテゴリー6」のLANケーブルを配線しておりますが、お引き渡しから少し時間が経ったお住まいの場合は「カテゴリー5」以下のケーブルを使用していることもあり、最新のPCや無線LAN機器を使用していても充分な速度が出せない場合があるようです。
快適なインターネット回線速度が保たれていれば、仕事や勉強も一層捗るというもの。
機器を変えても速度が出ない、などお困りのことがありましたら、コンストラクションサービスまでご相談ください。