2022.12.13
12/10(土)に建築家の家づくりセミナー「理想の家づくりのための土地選び」を開催いたしました。
ご視聴くださった皆様、本当にありがとうございました。
この度のセミナーでは、視聴者の方からたくさんの質問をいただきました。
ご質問にはセミナー内で不動産のプロフェッショナルである株式会社39コーポレーション代表取締役社長の吉野様・弊社CEOで一級建築士の深澤よりそれぞれ回答をさせていただきましたが、当ブログでもその一部をご紹介したいと思います。
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Q.絶対に選ぶのを避けたほうがいい土地は?また、ねらい目は?
深澤)「絶対」というのはありませんが・・・
セミナーでお伝えした通り、土地の条件が完全でなくても設計次第で快適な住まいを作ることは可能です。
建蔽率や容積率、用途地域などの条件はきちんと押さえた上で、例えば「子どもの人数」や「これくらいの部屋数がほしい」「今住んでいるのがマンションか戸建てか」などの希望や条件によって、必要な平米数が分かると思います。物理的にそれが建てられない土地を選んでしまうと、希望を叶えるには地下を掘るしかなくなるわけですが、そうすると費用がかかってしまいます。それに、地下に寝室などを作ることになってしまうと、本当に快適なのか?という問題もあります。建築で解決できる範囲には限りがあります。
ねらい目は、旗竿地。車庫の車の出し入れだけ問題なければ、土地の取得コストが安く済むのでお勧めです。
吉野)避けたほうがいいのは、すり鉢状の土地。ハザードマップでリスクのある土地は避けたほうがいいのはもちろんですが、経験上、すり鉢状の土地は排水の問題、地盤が弱いなどの問題で避けたほうがいいと考えます。
逆にねらい目は、道路が狭い土地。車が出入りしづらいので避ける傾向にありますが、そういう土地はセットバックで広がるんですね。セットバックしてなおかつ自分の建物を下げると、車が出入りしやすくできます。不動産営業としてはおすすめです。
Q.整形地でない場合(旗竿地や変形地、傾斜地など)気をつけるポイントは?
深澤)例えば高低差がある場合、道路側から擁壁が立っている場合があると思うのですが、擁壁に大谷石を使っている場合や、その擁壁について検査が下りていないなどの問題でそのまま使いまわすことができない場合もあります。追加費用が発生することになるので、チェックしたほうがいいかもしれません。
非整形地などについては設計の工夫次第ですので、土地購入前にご相談いただければご判断のお手伝いができるのではないかと思います。
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上記のQ&Aはいただいたご質問のごく一部です。
ご質問をお寄せくださった皆様、本当にありがとうございました。
セミナー本編では、土地に課せられた様々な制約、条件の解説とともに、多数の建築事例を通じてそれらの解決策をご紹介いたしました。
皆さまのより良い土地選び、家づくりのお役に立てていただくことができれば幸いです。
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