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2010.8.26

コラム:「SE構法の強さ?:強度の立証」

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■住宅の強度を測る方法

一般に、在来軸組工法(以下在来工法)の構造チェック方法は大きく分けて2種類あります。それが壁量計算と許容応力度計算です。壁量計算は、2階建て以下で小規模な木造建築を設計するときに採用します。許容応力度計算は、壁量計算よりもやや高度な計算方法で、3階建て以上、もしくは大規模木造建築を設計するときに採用します。

■SE構法は「立体フレーム解析」

それに対してSE構法が採用しているのは許容応力度設計よりも高度な手である立体フレーム解析と呼ばれる方法です。
これを使いSE構法では大きく7つのポイントについて厳密な構造チェックをしているのです。7つのポントとは【1.鉛直荷重2.風荷重3.地震荷重4層間変形5.偏心率6.剛性率7,各部材・接合部の応力】です。在来工法において、壁量計算では2と3のみ、許容応力度でも1、2、3、5、7の5ポイントがチェック対象となっています(図参照)。

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つまりSE構法では、家にかかるありとあらゆる力をすべて試算し、各部材や構造そのものがその想定しうる力に耐えられるかどうかをチェックするのです。このことからSE構法の構造計算は、在来工法のそれと比べても、より詳細な構造チェックをしているといえるのです。

大開口や高い天井、吹抜け、ビルトインガレージなど空間を有効利用できるSE構法。それら他の木造工法では難しいとされる大胆なプランは、こうした綿密なチェックから得られるのです。

<SE構法の強さ?:壁倍率>はこちら

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