2014.11.1
広報の藤森です。
先日、上野の森美術館で開催されています「ボストン美術館浮世絵名品 北斎」を鑑賞しました。
この日は雨の平日にもかかわらず、多くの方で賑わっていて、葛飾北斎の人気の高さが伺えました。(入場者数は10万人を突破したそうです!)
「驚異の色彩 抜群に美しい北斎、ボストンから来日!」というコピーから、私も大いに期待して足を運んだ本展覧会。
北斎の作品が年代ごとに並ぶ構成になっており、年表をたどりながら作品を鑑賞しました。
おなじみの「冨嶽三十六景」をはじめ、滝の風景や化け物をモチーフにした作品など、代表作から日本初公開の貴重な作品まで、北斎の画人生をたどる素晴らしい展示に、終始興奮致しました!
公式ホームページにもあるように、「まさに、いま刷り上がった」ような鮮やかな色彩。
これらが1800年代、いまから200年も前に描かれた作品であることが、にわかに信じがたい位に美麗な作品ばかりでした。
北斎は日本の画家であるのに、なぜボストン美術館から・・・と思われがちですが、ボストン美術館は世界屈指の日本画コレクションを収蔵しており、日本との関係がとても深い美術館であるとのこと。
そして本格的な北斎展を世界で初めて開催したのは、なんとボストン美術館!
そのボストン美術館に収蔵されている日本画は、北斎の作品含め、近年までほとんど公開されていなかったということで、どの作品も非常に貴重で、色彩も当時のままの状態なのだそうです。
浮世絵の知識が無くとも楽しめる北斎展。
芸術の秋のお出かけにお勧めです。
会期は11月9日までです!
(オフィシャルグッズが可愛いので、こちらもお勧めです。)