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2014.9.7

一目ぼれの・・・

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設計の鴨下です。

少し前の真夏のある日のこと。
相模原にあるお店にT邸で使用する為取り置きを依頼してあった、年代物の組子建具を確認しに行きました。

時代物の建具や家具を扱う店内は冷房が効いており、蒸した外気から一転天国です。
スタッフの方に名前を告げ、後に従い2階にあがると正面にデーン!とウェブで見た組子が鎮座しておりました。
なんたる迫力!

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ネットで見て組子細工の細かさに一目ぼれをした建具。
大正から昭和初期の物。出会えただけで・・・ああ・・・なんたる僥倖!
建具2枚セットで寸法はいくつだ?・・・あ!T邸にちょうどよい場所がある!!
良いものを理解してくださるT様ならこの建具を受け入れてくださるだろう・・・と思い、
値は張るがその価値を考えると安いとの気持ちを込め提案をすると、
T様はあっさり承認をして下さいました。(即店舗へ電話、取り置き依頼)

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実物は想像以上に綺麗な桧の細工ものでした。
組子は細く割いた材を1本1本組み合わせて模様を作りますが、裏があまり透けないほどの細かい模様は珍しいと思います。
今製作すると一体どのくらいの費用がかかってしまうでしょうか・・・
スタッフの方も長く商売をなさっていてこれだけの品にめぐりあえることはめったにないとおっしゃっていました。

ずっと大切にしていきたい、してもらいたい、そんな品です。
本当に出会えてよかった・・・

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