2014.7.15
設計の赤羽です。
日本一の高さと話題となったオープンから遅れること2年…
先日はじめて東京スカイツリーに行ってきました。
遠くからその姿を見てはいたものの、
近くに行くと、その巨大さにとにかく驚かされます。
高さは634m、ドバイのブルジュハリファに次ぎ、
世界で二番目に背の高い建造物です。
この日はお天気も良く、
展望台からは、東京の街を一望することができました。
大小様々な規模の建物が密集して立ち並ぶ特徴的な街並みを、
飽きもせず眺めておりました。
とはいえ、何と言っても日本では一番背の高い建物ですから、
それを支える技術も見どころのひとつ。
眺望はほどほどに、建物を見てみようと外からじっくり眺めますと、
心柱と呼ばれる中央部のRCの円筒と、
トラス状の鉄骨の塔体が分離しているのがよくわかります。
地震や強風の際、それぞれの構造が別々に振動することで、
全体の揺れを抑制する制震構造をとっていて、
これは五重塔など、古くから採用されている構造システムを、
超高層バージョンに応用したものですので、
こんなにタイムラグがあるにも関わらず、理にかなったものを追求していくと
同じシステムにたどり着くというのは面白いですね。
他にも地盤の下の基礎や設備機器など、
超高層建築ならではのハードルを解決している様々な技術と知恵は、
ほぼ日で特集された下記のページにもまとまっていますので、
ご興味のある方は是非ご覧くださいね。
(同ページ「東京スカイツリーここから見えるよMAP」もとても面白いです)
http://www.1101.com/skytree/index.html
電波塔としてのみならず、
中からも外からも楽しめる東京スカイツリー、頼もしいですね。