2014.4.20
設計の伊澤です。
今日は大工さんの作業の様子を少しご紹介します。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、弊社では、大工さんが1人で現場を担当することが殆どです。他のメーカーさん、工務店さんの場合は2人体制のことの方が多いので、お客様の中にはびっくりされる方も時にはいらっしゃいます。
時には大きな部材を扱う作業もあるので、1人でどうやるのか、疑問に思う方も多いと思います。
という訳で、先日、練馬区の現場で、若いのに経験豊富な大工の木下さんの妙技を観察してきました。
作業は1階の天井ボード張りです。
900mm×1800mmの大きな石膏ボードを綺麗に天井に留めていく様子がこちら。
石膏ボードを片手で持って所定の位置へセット。
そこから時計廻りにボードの外周部を釘打ちして行きます。
外周部を留めた後に、所定のピッチでボードの内側を留めていきます。
作業はものの3〜5分であっという間に終了。
言葉にすると簡単ですが、腕や身体の使い方、バランスの取り方に熟練の技を感じます。
と、木下さんの様子を見ているともう1人、じっと視線を注いでいる人物が。
お施主さんの息子さんのYくんでした。
木下さんの作業を見ている様子はまさに真剣そのもの。今にも「弟子入りさせてください!」と言い出しそうな雰囲気です。
ひょっとしたら未来の大工さんの誕生かも知れませんね。