2014.3.25
設計の鴨下です。
先日、お客様と一緒に西新宿のLIXILショールームへ玄関ドアとサッシの選定に行きました。
準防火地域に建てる木造戸建て。
外回り建具は防火戸の規制が厳しくなり、通則認定品の製造をメーカーは昨年より中止、
木造住宅用は個別認定品である完成品の取り扱いのみになり、特注寸法は出来なくなっております・・・
それによりサッシ寸法の融通が利かなくなり、プランニングしにくい現状・・・
そこで、個別認定品の防火戸を今回じっくり観察しました。以下、率直な感想です。
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・タテスベリ、ヨコスベリがオペレーターハンドルのみ
カムラッチハンドルの素早く開く点が好きだったので、
ぐるぐる回すオペレーターハンドルはどうも怠く感じてしまいます。
ハンドルの傘がもう少しスマートであればうれしいのですが。
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・固定網戸がサッシフレームに埋め込まれている
通則認定品では別の独立したアルミフレームに網が張ってあったのですが、
個別認定品は洋服のタグのようなものがサッシ下端面よりピロッと出ており、
それを引っ張ると網を張ったパッキンのようなもの(あくまでイメージ・・・)が
取り外せるようになっています。
見た目がスマートになり、すっきりした印象。
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・可動式プリーツ網戸カラーがブラックのみ
可動式プリーツ網戸は固定式と違い、網戸を開閉することが出来ます。
網戸を開けた時には窓の幅にもよりますが、5センチほどのたたみしろになり、
その存在感が気になるのに、なぜかカラーはブラックのみ。
シルバー枠にブラック・・・目立ってしまう・・・ということで、
今回は可動式プリーツ網戸の採用は見送りました。
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どれもカタログを見た段階では気づかなかった部分ですので、実物を確認しておいて正解でした!