2013.9.15
広報の本橋です。
夏の暑さも落ち着き、そろそろ芸術の秋…ということで
最近観た舞台の中で印象的だったものをご紹介したいと思います。
画像荒い…
「SEMPO -日本のシンドラー 杉原千畝物語―」
有名な方ですので説明不要かもしれませんが…
第二次大戦中、ナチスの迫害から逃れるために日本への入国を希望していたユダヤ人に大量のビザを発給して6000人の命を救った、実在の外交官・杉原千畝(ちうね)氏の物語です。
実際の千畝氏
サブタイトル通り、まさに有名な映画「シンドラーのリスト」を彷彿とさせる、勇気と人間愛に溢れた人物の姿が描かれています。
主演の吉川晃司さんについては、個人的にはミュージシャンとしての印象が強かったので意外なキャスティング…と思っていたのですが、初めて舞台を拝見してその力強さに感激しました。
終始素晴らしい演技と歌唱で客席を圧倒し、カーテンコールではスタンディングオベーションが巻き起こるほど!
(ちなみに吉川さんは主人公の千畝氏が「人の命より大切なものはない」と説いたことから、東日本大震災の被災地から300人を自腹でSEMPOに招待し、交通費なども全て負担したのだそうです!!その思い入れが伺えます…)
あくまでも歴史の解釈は立場次第、ひとそれぞれではあります。
しかし、きっと誰もが千畝氏の勇気に明日への活力を得られるであろう、素敵な作品だと感じました。
テーマや背景はシリアスですが、ミュージカルということで全く難しくなく、お子さまから大人まで、気軽に楽しむことができると思います。
来週末も連休が控えております。
ご興味のある方は、ぜひご家族で観に行ってみてはいかがでしょうか(^^)
本橋いづみ