2012.5.10
▼テラジマアーキテクツ・寺島茂建築設計事務所ホームページ▼
午前中までの暖かな陽気からは打って変わって、お昼からは激しい雨が降りましたね。
場所によっては雹が降ったところもあったそう。
今は落ち着いているようですが、皆さまお気をつけ下さい。
こちらのブログでは折に触れ建築家の残した優れた家具作品についてご紹介をしておりますが、
今回は家具ではなく、建築家が作った「革製品」をご紹介したいと思います！
こちらが代表作でもあるお財布。
とてもコンパクトでなんとも言えない絶妙な色合い。
トランクのような形もとてもユニークかつ可愛いです。
こんなに小さくて財布として機能するのか・・？と思いますが、
従来であれば１ポケットに１枚入れるカードを束にして収納する構造を採用しており、
お財布がかさばる要因であるカードをすっきりと収納出来ることで、
構造上これ以上分厚くならないようになっています。
こちらの革職人の方は、例えば財布を作る時は「二つ折りか長財布か」というレベルではなく、
「入れ物」「中に入れるものは何か」という元素レベルまで分解してから考えて、
いつも製品をデザインしているそう。
このあたりが建築家ならではの発想といったところでしょうか。
ご紹介しているこちらの革製品を手掛けるのは「m+（エムピウ）」という革プロダクト。
実はこの製品を手掛ける革職人の方、元々は設計事務所で働く一級建築士だったそう。
設計事務所からイタリアへ渡り、革職人の修行の後、帰国。
台東区のデザイナーズビレッジからスタートし、今は同じ台東区蔵前でショップを開いています。
面白い経歴ですよね。
厳密に言うと「建築家が作った革製品」ではないかもしれませんが、
そこはお察し下さい。。
他にもこんな色鮮やかなペンケースもあります。
実は私もこちらの革製品のファンでして…。ペンケースを愛用しています！
今回は少し番外編でしたが、また別の「建築家が作った○○○」を発見しましたら、
ブログでご紹介します。
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