2012.4.23
念願叶いまして、ロベール・ドアノー生誕100周年を記念した写真展に行って参りました。
ポスターにもなっているこちらの写真、「パリ市庁舎前のキス」は代表作のひとつで、ドアノーの名は知らなくても、この写真には見覚えがあるという方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
今回の写真展はドアノー生誕100周年ということで、およそ200点もの作品が展示されています。
私もここまで沢山のドアノー作品を目にするのは初めてで、大変興奮しました!
「イメージの釣り人」と評されるドアノーの写真は、人々の日常を、映画のワンシーンのようにドラマティックに切り取ります。
意図的に作り上げた写真もあるそうですが、ドアノー曰く、「ただ釣り針に餌をつけて、獲物を待つだけ」が、良い作品を撮る秘訣なのだそう。
せっかくの秘訣も、実践するのは簡単ではなく。。
人物が被写体となると、やはり相手もカメラを意識してしまうものですが、ドアノーの写真ではその「撮られている」という緊張感が感じられません。
解説を読むと、ドアノーは人間そのものに興味を持ち、生活に寄り添い、人々の輪の中に入ってから撮影をしたとのこと。
やはり歴史に名を残す人の例にもれず、好奇心と探究心にあふれた人物であったことが伺えます。
ドアノーの作品で私が好きな点は、人物はもちろんですが、その風景の切り取り方です。
人物が主役であることは間違いないのですが、背景となる街や建物などの構図、その中の人物の配置が絶妙なのです。
この場所で、この人物を撮るならば、この構図しかないだろうと思わされてしまいます。
その感性・バランス感覚に感服致しました。
業務で撮影をする機会もありますので、是非参考に・・・・できるように努力します。
こちらの写真展は恵比寿の東京都写真美術館にて、5月13日まで開催されています。
ゴールデンウィークのご予定に是非。
藤森
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