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2011.8.28

江戸の涼。

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間もなく8月も終わり。
暦の上では「秋」ですが、ここ最近は残暑が厳しく、なかなか涼しくなりませんね。
今日は涼やかな空間を満喫できるアートイベントをご紹介します。

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日本橋三井ホールで開催されています、『アートアクアリウム展〜江戸 金魚の涼』。
アクアリウムというタイトル通り、主役は魚。しかも日本人にはなじみ深い「金魚」オンリーの展覧会です。
アートアクアリウムの第一人者 木村英智さんプロデュースの幻想的な空間が話題となっています。

金魚といえば金魚鉢に玉砂利と金魚草を入れて、縁側で愛でる・・・というのが昔からの楽しみ方かと思いますが、このイベントの目玉である金魚鉢『花魁』はスケールが違います。
なんと1000匹(!)もの金魚が泳いでいるのだとか。これは一見の価値ありです。

様々な種類の和金魚が楽しめるのはもちろんですが、特に印象深いのが照明です。
照明が白からピンクに変わることで、同じ水槽を見ていても、不思議と印象が変わります。

大きな屏風のような水槽には、背景に水墨画のような映像を流し、金魚の影も絵の一部として楽しめます。
動く水墨画。なんとも風流です。
個人的には水槽から飛び出した筒を覗くと、金魚の動きで柄が変化する「万華鏡」の水槽がツボでした。
金魚や水の動きは一定ではないので、飽きずにいつまでも眺めていたくなるような展示です。

アートとはいえ、金魚は生き物。
金魚の健康を維持するために、水槽のろ過機能まで気を配って設計をされているのだそうです。

この『アートアクアリウム〜江戸 金魚の涼〜』は、9月12日まで開催されています。
遅い時間まで見学できるようなので、お仕事帰りでも間に合いそうです。
夜はバーラウンジになるとのことで、大人の方におすすめです。
幻想的で涼やかなアートで、芸術の秋を先取りしてみてはいかがでしょうか。

藤森

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