2011.4.10
3月の震災以来、特に関心が集まる「節電」。
最近は暖かくなり、暖房にかかる電力量が低下していることもあり、一旦落ち着いているようです。
しかし冷房が必須となる夏場のことを考えると、電力の供給不足は避けられないと感じています。
やはり節電は継続して行う必要あると、ひとまず自宅の電球をLED電球に換えてみました。
なぜ節電にLED電球なのか。
まず挙げられるのはその「省エネ性」です。
一般的な白熱電球の消費電力が40〜60ワットに対し、LED電球は同等の明るさで4〜8ワットと非常に低いのです。
家庭で使用する電力の多くを占める照明において、消費電力が従来の9分の1程度に減るわけです。
仮に多くの企業や一般家庭で使用すれば、かなりの省エネになるでしょう。
また、もう一つの長所は「長寿命」です。
白熱電球の寿命が1000〜4000時間に対し、LED電球は40,000時間。
およそ10倍長く使用できます。
LED電球は現状、1個当たり数千円と高価です。
しかし前述した利点から、長い目で見ればコストパフォーマンスは案外高いのかもしれません。
ただし、LED電球を使用する際には、その特性もしっかりと理解する必要があります。
LED電球は白熱電球のように全体が光るわけではありません。
横方向への光の広がりが少ないので、明るさの数値は同じでも、部屋の中が暗く感じることがあります。
実際私の家族も「前より暗い気がする」と言っていました。
また色味を白熱電球に近付けた「電球色」などを使用しても、実際は少し青味がかった印象になります。
こういった特性を十分理解した上で、使う場所をしっかり考慮すれば、LED電球は節電に非常に有用ではないかと思います。
購入の際にもう一つ注意して頂きたいのが、あまりにも他と比較して安価すぎるもの。
中には品質にばらつきがあったり、使用中のちらつきが気になるものもあるようです。
様々なメーカーからLED商品が出ていますので、しっかり吟味して、用途に応じて使ってみてはいかがでしょうか。
terajima
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