2011.1.29
当初は昨年の12月末着工分までで終了予定だった住宅エコポイントですが、10年11月26日に補正予算が成立し、2011年も継続することになりました。
恐らくそれは成果があったと評価したからこそ、継続を決定したに違いありません。
実際に数字を見てみると、住宅エコポイントが申請された新築住宅が累計16万7195戸。2010年の住宅着工数は80万戸前後と予想されているので、単純に考えてみると、新築住宅の2割以上が「エコ住宅」ということになります。
一方リフォームですが、窓の改修が累計20万2218件と突出して多かったようです。
「内窓」「断熱」広く知られといった言葉がエンドユーザーに広く知られるきっかけになったように思います。
また制度スタートを契機にリフォームの販路が家電量販店などに広がったことも特徴に挙げられます。この現象は私たちからすると必ずしもあまりプラスではありませんが、消費者がリフォームを考えるきっかけとなる機会が増えたのは確かなようです。この点については、リフォーム市場全体と して見れば、「プラス」の評価をしてもよいのではないかと考えます。
またポイントの発行率も、現状のまま推移すれば概ね予算どおりという予測がたちますし、「即時交換」というシステムから見ても、なかなかうまく稼働していると専門家はみているようです。
全体的に見て、順調に効果を出しているかに見えるこの制度です。
しかし永久的にしてしまうと、今度はたちまちてこ入れの作用を失ってしまいますから、やはり期間を区切って行っていくのがいいように思います。
【terajima】
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