2010.1.8
先日本を読んでいるとちょっと興味深い話が書かれていました。
「猿のイモ洗いの伝播」という話です。皆さんはお耳にしたことはありますか?
畑からイモを取って食べる猿たち。やがてその中の一匹が、イモを川で洗ってみたそうです。すると土が取れ、今までよりも美味しく食べられることに気付くと、洗うことが習慣になってきます。
それを仲間が徐々に真似をし始め、その仲間内ではイモ洗いが完全に慣習として定着するようになる。
とここまで浸透すると、その仲間内でこれから生まれてくる猿たちは、誰に教わるともなく、自然にイモを洗いだすそうです。これを文化や慣習の伝播というそうな。
思えば人間にも似たようなことがあります。それは太陽の「コロナ」。幼稚園児に「太陽を描いてごらん」というと、ほとんどの子が、コロナを描くと言います。僕もそうでした。それは前世があった何よりの証拠だ、とかいう話も耳にしましたが、そんな突飛な発想より、この猿のイモ洗いの話を持ち出した方が、真理に近いような気がします。
ところで年が明けると「新春」という言葉をよく耳にしますが、実は春なんてまだまだ先の話なんですよね。
むしろこれからは一年でもっとも寒い季節に突入しますから、油断は禁物です。
というわけで、最近ついに「手袋」を着用し始めたわけですが、これが難儀な話で、暖かさを得られた反面、着用したままでは携帯電話のボタンがとてつもなく押しにくいという、なんともちまちました微ストレスに襲われます。
かといって手袋を外すのもなんだか癪だから、一生懸命着用したままで押そうと試みる。でも無理で、結局は外して素手で押してしまいます。
しかしいずれ、もし手袋をしたままでもボタンをスムーズに押せるようにみんながなれば、これから生まれてくる子どもたちは、手袋を着用しても当たり前のように難なくボタンを押せるようになるのでしょうか。
いや、きっとなるでしょうね。絶対伝播します。お猿には負けてられません。人間だもの。
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