施工管理
川島孝雄
建設工事の現場において先頭に立ち、指揮する施工管理者。各作業での指示出しや、施工状況の確認を行います。
施工管理とは、いわゆる「現場監督」と呼ばれるポジションにあります。建設工事の現場において先頭に立ち、指揮する役割です。実際に家を建てるのは、大工さんなど専門職の職人さんたちです。施工管理は各作業への指示出しや、施工状況を確認することが職務になります。
現場での監督業務以外にも、施工計画を作成したり、安全管理をしたり、品質管理をしたり、工程管理をしたり。さまざまな管理業務を担っています。事務所にいることもありますが、ほぼどこかしらの現場に出て仕事をしています。実際の施工を行う職方に対し、お互いの作業の邪魔にならないよう調整したり、作業に必要な資材を発注したり、現場の環境をつくる段取りを行っています。
施工管理は現場を指揮しますが、実際に手を動かすのは職方です。ですから、職人の皆さんが気持ちよく施工できるよう、いい関係を築くことが大切になっていきます。そこで私たちは、テラジマアーキテクツにゆかりのある大工さんや左官屋さんなどの職人さんたちを中心として、建心会というプロの職人集団を結成しています。テラジマアーキテクツの家は基本的に信頼のおける建心会のメンバーで施工しています。
建心会では関係性を深める懇親会のほか、現場での納まりや仕様の変更などの勉強会も定期的に行い、常に改善を繰り返し、職方からも積極的に情報を集めながら仕事をしています。信頼関係がしっかり築けているからこそ、お互いに気持ちよくコミュニケーションが取れ、より良い仕事ができていると思います。また、建心会では定期的に現場をチェックする安全パトロールも実施し、安全第一の施工を行っています。