東京都練馬区I 様/2016年お引渡し
家族構成:ご夫妻・お子様
I 様邸の中心にあるのは、ご覧のとおりの開放感抜群なりビングダイニング。
子どもたちと過ごす、この大切な時期をより豊かなものにしたい。そんな想いを抱いたご夫婦が作った住まいは、家族みんなの笑顔が似合う、明るく気持ちのいい空間に仕上がりました。
お引渡しから2年が経つ、お天気のよい日曜日。スタッフはI 様邸を訪問し、笑顔で迎えてくださった奥様に家づくりを振り返ってのお話を伺ってまいりました。
Q. 家づくりのきっかけを教えてください。
家づくりを考え始めたのは、次女が4歳になった頃でした。以前は近隣のマンションに住んでいましたが、徐々に2人の子どもを育てるには手狭と感じるようになったんです。
子どもと過ごす時間は、私たち夫婦にとって人生の中で最も大切な時期。そんな大切な時間を過ごす住まいは、より心地よく素敵な空間にしたいね、という思いがありました。
私は数年前にインテリアコーディネーターの資格を取得して、今はフリーで仕事をしています。注文住宅で理想どおりの住まいを造りたい、という希望は元々ありましたし、仕事上もよい影響があるのでは、と考えました。
Q. テラジマアーキテクツを選んだ理由は?
注文住宅を希望しながらも、最初は建売やマンションなども平行して探していました。土地を見つけるまで、3年くらいかかりましたね。
色々な住まいを見ましたが、今後長期間に渡ってローンを払っていくのなら、心から気に入った空間に住みたいと思い、注文住宅に絞ることにしたんです。
そこで、いくつかの工務店やハウスメーカーを廻ってプランを提案していただきました。
子どもと過ごす家、というのがテーマでしたから、家族が集まるリビングダイニングは広くゆったりと確保したいことなどを伝え、理想の間取りのイメージを描いて持参しました。
テラジマアーキテクツから具体的なプランの提案をいただいたときには、建築家の深澤さんのプレゼンテーションには圧倒されてしまいました。デザインはとても素敵でしたしね。
決め手になったのは、何よりコンサルタントの原さんの対応がとてもよかったこと。各社を廻って色々な営業の方とお会いしたのですが、原さんほど丁寧に対応してくださった方はいなかったので、最初に訪問したときから「ここがいいな」と思っていました。信頼してお任せできる会社だと思い、テラジマアーキテクツを選ぶことにしたんです。
Q. 設計・施工中のことを教えてください。
基本的に主人は私のしたいようにして良い、と言ってくれて、ほぼ私の希望通りに作っていただいています。
設計担当の鴨下さんには本当に感謝しています。キッチンにはガゲナウの機器をどうしても採用したかったのですが、元々予算的に厳しかったんです。そうした場合でも、あらゆるアイデアを出して実現させてくださったりとか。
私たち夫婦が途中で気が変わったりしても嫌な顔をせず、何度でもその希望に合う提案をしてくださったりとじっくり付き合ってくださいました。きっと本当に大変だったと思いますが、とてもありがたく思っています。
偶然にも私と鴨下さんは年齢が同じで、女性同士。とても話しやすくて、色々相談させていただきました。
こだわった洗面台など、私がデザインを考えて、普段仕事でお世話になっている方に依頼して手配したものもあります。鴨下さんに色々アドバイスをいただきながら、一緒に作り上げていきました。
近隣に住んでおりましたので、施工中は毎日のように現場を見に来ていました。
建心会の職人さんたちは、皆さん本当に良い方ですよね。大工さんは作業中の現場に来た私たちをいつでも快く迎えてくれて、子どもたちにも対応してくださいました。
地鎮祭や上棟式に家族で参加したことも、良い思い出です。
Q. 完成したお住まいはいかがですか?
以前のマンションより広くなりましたし、子どもたちがとても気に入ってくれていることが嬉しいです。1階から3階まで走り回って遊んでいます。
リビングの上にはロフトがあるのですが、最近はそこで遊ぶのが楽しいようです。階段に座って勉強したりお絵かきしたり、リビングでピアノの練習をしたり。勉強も遊びも全てここでするようになりましたね。
また、広くなったキッチンに主人と長女が立って料理を作ってくれるようになるなど、暮らしにも変化が現れました。
ゆとりのできたリビングでは、家族でトランプをしたりボードゲームをしたり、一緒に遊ぶことも増えました。元々思い描いていた「子どもと過ごす時間を楽しみたい」という理想が叶ったと感じています。
私は普段、ダイニングに座って、明るいリビングダイニングを眺めながら仕事をしていることが多いです。この位置から見ると、視線が抜けてとても気持ちがいいので、お気に入りです。
もうひとつのお気に入りは、窓から眺める景色です。ちょうどロフトの西側の窓からは夕日が見えるので、夕方になると子どもたちと階段を上って、日が沈む様子を眺めたりしています。リビングからは月を眺めたり、日食の
時には家族で鑑賞したり。こうしたことはなかなかマンションでは出来ないと思っています。
家づくりの際に特にこだわったわけではないのですが、テラジマアーキテクツが採用している外断熱は本当にあたたかくておすすめです。冬場は床暖房があれば、ほぼ一日エアコンを使うことがありません。気密性も高いですし、快適ですね。
インテリアにもっと凝ったり、LDK にアクセントウォールを取り入れたりなど、まだまだやってみたいことはあるのですが、家づくり全体を振り返ると理想以上のものができましたし、本当に満足しています。
これから少しずつ手を入れて、家族で頑張ってより素敵な空間に育てていきたいなと思っています。
Q. これから家を建てる方に、理想の住まいを叶えるためのアドバイスをお願いします。
暮らしてみると、間取りをきちんと考えることがとても大事だと感じています。
家族がどんな暮らしをしたいか、をイメージして、建築家にそれを明確に伝えること。私は絵を描いたり、間取り図を描いたりして何度もやりとりすることで、納得のいく間取りを実現できたと思っています。
あとは、家づくりには幅広い知識が必要です。もちろん、建築家の方に色々質問するのが良いと思いますが、自分で歩いて色々な実例を見て、調べたり勉強したりすることも大切かな、と思います。
設計:鴨下 菜穂
現場監督:松井 英二郎
コンサルタント:原 正一
空が大きく開いている閑静な住宅街。緑と水が豊かなゆったりとした雰囲気の公園があり、子育て世代にはとても適した立地条件だと敷地を初見し感じました。
その敷地を生かした家づくり。
奥様がインテリアコーディネートに携わっていることもあり、図面と打ち合わせ、機器や素材選びには常に真摯に向き合っていただきました。奥様作成の間取り図を元に何度か検討を行なったこともありました。良いコミュニケーションを重ねられたと思います。
幼いお子様たちとご夫妻が過ごす空間ですので、先ずは周囲に開かれた、陽光の差し込む明るい家を想像しました。大きすぎず小さすぎないリビングのサイズ感、トイレや手洗いの配置等、手の届く範囲に必要なものがあることを目指して設計を進めましたが、非常に良いバランスの住宅になりました。
お子様たちが笑顔で元気に室内、室外で遊んでいる状況をご訪問の度に目にし、家族を包む空間づくりのお手伝いが出来たことを誇りに感じております。