「光と風」都市の家づくりなら TERAJIMA ARCHITECTS

お客様の声

回廊が家族をつなぐ家

東京都世田谷区 SH様/2011年 お引渡し
ご家族:6人

2011年の夏にお引き渡しをしたSH様邸。なんといっても空間をぜいたくに使った中庭が象徴的なお宅です。根づいた芝生は瑞々しく、また植栽は季節に彩りを添え、都心とは思えないほどの心地良さです。広いながらもご家族の気配を感じられるように、建物は中庭を囲むようにロの字に配置しました。見学会や撮影も度々お願いしているSH様邸は、近年のテラジマアーキテクツの代表建築ともいえるお宅。お施主様にもご満足いただけていたら・・・とスタッフ一同が願う中で、大変嬉しいお手紙を頂戴しました。ご主人が撮影して下さった、お庭と月の写真を添えて。今回は特別編として、頂いたお手紙の内容を一部、ご紹介させて頂きます。

お手紙の内容

ーテラジマアーキテクツ ならびに 建心会の皆様へー

このたび りっぱな家を建てていただき、ありがとうございました。
皆様に対するお礼とともに、私たちの今までの家づくりの経過と、感想を述べさせていただきます。

家づくりを考えだしたのは、4 年ほど前になります。家内と一緒に、モデルハウスを見学するようになったのが始まりです。
以前の家を両親が建ててからはまだ20数年しか経過していませんが、完全2世帯住宅であったため、家族構成がまったく変わってしまい、いくつか問題点がでていました。
仕事で遅くなることが多いため、1階の母親と顔を会わすのは、「一ヶ月に1回」などということもよくありました。
家のリフォームも考えましたが、リフォームにはいろいろな制約があり、将来的には「次世代にこの世田谷の土地を受け継いでもらいたい」という思いから、同じ敷地内にあったアパートを壊し、「完全2世帯ではなく、適切な距離感がありながらも、お互いの様子がわかり、気兼ねなく過ごせる家」、「家族構成が変わっても、将来、柔軟に対応できる家」を建てたいと思うようになっていました。

モデルハウスを見学し始めた当時は、新しくてモダンな家をみて、夫婦二人で感激し、いっしょに夢を膨らませておりました。
しかし数年がすぎて、休みのたびに各所のモデルハウスを訪れ説明を聞いているうちに、私も家内も何となくひっかかるものがでてきました。
モデルハウスでは営業マンが様々な説明をしてくれますが、「家づくり」に対するコンセプトというものがはっきりせず、実際の住まいとはかけ離れた、見た目だけの家づくりに疑問を感じていました。
それでも、本格的に家を建て替えることが決まって、ハウスメーカーも2~3社にしぼられ、多少の妥協はあまんじて、契約を考えていた矢先でした。
ある日、家内が行った銀行の窓口が混雑しており、時間つぶしにと手に取った雑誌に「住まい特集」がのっていたそうです。
何気なく読んでいたときに目にとまったのが「テラジマアーキテクツの家」で、内容をみると、今まで夫婦二人で「こんな家が理想だね」と話しあっていたそのままの家が、掲載されていたそうです。
家内がさっそくインターネットで検索し、「一度相談に行こう」といったのがテラジマアーキテクツとの出会いでした。

当初、設計事務所は敷居が高く、家のプランもかなり奇抜なものになるのではないか、といった心配もありましたが、いただいたプランは、ハウスメーカーとはまったく違ったプランであり、私たちが要望していた内容がすべて組み込まれておりました。
ハウスメーカーでは「このご要望は構造上無理なので、設計を変更したいのですがー」などと、あれだけ時間をかけて検討した事柄についても、テラジマアーキテクツでは「何の問題もありませんよ」といわれた時には、逆に拍子抜けしてしまいました。
何より夫婦で関心したのは、「単に家を売ればいい」「一刻も早く契約してほしい」といった会社の雰囲気が全くなく、テラジマアーキテクツの皆さんの「家づくりに対する熱い思い」がひしひしと伝わってきたことです。

家に住み始めて、季節は夏から秋を通り越して、一気に冬へと向かっています。
平日は私が仕事で帰宅が遅いため、夕食を家族全員でとることはできませんが、ひとりでダイニングに座って遅い夕食をとっていると、母親が廊下を歩いて和室へ行く様子、次女がリビングで犬と遊んでいる様子、家内がキッチンで片づけをしている様子など、家族の様子が「1 枚の絵」のように伝わってきて、改めて、「家族のつながりを感じることができる家」であることが実感できます。
家が完成する前には、穴があくほど設計図面は見ていたつもりですが、私たち素人ではわからなかった設計力の凄さに、実際住んでみて改めて感心している毎日です。
子供が成長していく過程で目線の高さがかわっていくのと同じように、われわれ夫婦も、年齢を重ねるたびに、家に対する見方・住まい方も少しずつ変化していくものと思います。そんな中にあっても、自分の住まいが「時代の変化とともに少しずつ形を変えていきながら、その時々の生活が楽しく、充実した日々を送ることができるような空間」であってほしいと願っています。

夏の暑い日でも、夜、庭に出て芝生に水やりをすると、温度がぐっと冷えて、すずしい風が中庭を吹抜けます。
家が完成するまでは、「中庭は熱がこもってしまうのではないか」といった不安もありましたが、家内も母親も「こんなにいい風を都会で感じるのは何年ぶりかしら」と話していました。
9 月に中庭から見えた「中秋の名月」の写真を同封しました。夜の中庭の雰囲気が少しはお伝えできるかと思います。
急に冷え込んだ朝晩でも、外に出てはじめて寒いことに気づくなど、改めて断熱性の違いにも驚いています。

このたび、りっぱな会社をお作り頂いた寺島社長、設計管理を担当していただきました深澤さん・川島さんはじめテラジマアーキテクツの皆さん、そして心を込めて家を建ててくださった棟梁初め、建心会の皆様に改めて感謝致します。
また、最初から最後まで気苦労をかけてしまいましたコンサルタントの深田さん、いろいろありがとうございました。
影で支えてくれる人がいなければ、家づくりはできませんでした。

これからもより多くの皆様に「本当のいい家」を提供していただくことを祈願し、益々の会社のご発展を心よりお祈り申しあげます。

世田谷区 SH

担当スタッフ紹介

コンサルタント:深田

コンサルタント:深田

設計:深澤

設計:深澤

現場監督:川島

現場監督:川島

担当より

担当のスタッフもSH様とのお家づくりは本当に楽しかったと振り返っています。
この度は温かいお言葉とお気づかい、本当にありがとうございました。
「本当にいい家」を1棟でも多く建てられるよう、スタッフ一同 益々精進してまいります。

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