「光と風」都市の家づくりなら TERAJIMA ARCHITECTS

お客様の声

世界にたったひとつ スタイリッシュで優しい住まい

東京都世田谷区 D様/2016年 お引渡し
家族構成:ご夫婦・お子様

マイホームに「自分の城」という言葉を連想する方も多いかと思います。
主に直線で構成されるシンプルモダンなデザインに、曲線的で優雅な「西洋のお城」要素を掛け合わせたら?そんなD様のご要望をもとに、建築家がアイデアを盛り込み、優しくて温かみのある、都心に暮らすご家族に似合うスタイリッシュな住まいが仕上がりました。
お天気のよいある休日、世田谷区の閑静な住宅街に建つD様のお住まいを訪ね、こだわりの詰まった家づくりを振り返って様々なお話を伺ってまいりました。

テラスに面した明るいダイニングにてお話を伺いました。

せっかく建てるなら、思い通りの家を作りたかった。

お子様の成長とともにマンションが手狭になったころ、偶然チラシで条件にあう土地を見つけたことから、D様の建築計画は始まりました。
せっかく家を建てるなら思い通りの住まいを実現したい、元々そんな思いを抱いていたD様は、ハウスメーカーでの家づくりにはあまり積極的ではなかったそう。ある時、ご友人からの紹介をきっかけに、弊社にお越しくださいました。

「もともと、モダンをベースにちょっと洋風なテイストを盛り込んだような外観デザインを希望していました。洋風なデザインが得意なハウスメーカーにもプランを依頼してみたけれど、各社の得意なテイストにどうしても引っ張られる部分があって・・・なかなか希望に近いプランが出てこなかったんです。
そんな中で、要望を一番ちゃんと聞いてくれて、実現しようとしてくれたのがテラジマアーキテクツでした。」(ご主人)
デザインの他、D様が希望されていたのは「明るい家」であるということ。購入した土地には築40年ほどの古家が建っており、そこはとても「明るい」と言える住まいではありませんでした。
しかし弊社スタッフが現地を調査しに伺った際、設計担当の池田が周辺環境から窓を設けられる位置などを細かく確認した上で、「これなら明るくできますよ!」と断言。さらに、弊社が開催している完成現場見学会にも参加し、デザインや住まいの明るさを体感し、心を決めたのだそうです。

リビング上はダイナミックな吹抜け。ハイサイドライトからは外の視線を気にすることなく、美しい青空だけをのぞむことができる。内装に合わせて真っ白に塗装した階段が目をひく。今は息子さんたちの格好の遊び場になっている。

好きな要素を全て詰め込んだ、世界にひとつだけの豊かな住まい。

外観は「洋風」、中に入ると「シンプルモダン」と全く異なるテイストを併せ持つD様邸。ご夫婦それぞれの好みを反映したデザインとなっており、まるで宝箱のようにD様の「お気に入り」がぎっしりとつまった住まいです。
「帰宅する時、自分の家が見えてくると嬉しい気分になりますね。『かっこいいなぁ』って(笑)希望通りのデザインで、とても気に入っています」(ご主人)
ご家族が集まることの多いリビングダイニングは、奥様のご要望でシンプルモダンのデザインに。白と黒のコントラストが印象的な隙のないクールな空間に、浮遊感のある階段が存在感を放っています。リビング内に階段を設けたことで、家族が必ずリビングを経由する構成に。自然と互いの存在を感じることができるようになったことが良かった、とご主人は話します。スタイリッシュな印象が強いデザインでありながら、吹抜越しに光と風、家族の声が抜けてゆく、心地よく温かな空間に仕上がりました。

「モダンなお城」をテーマにデザインした外観。シンプルな形ながら、仕上げや窓周りなどに「お城」テイストを盛り込み、街と調和しながら個性を感じられるデザインとなった。ご主人が最もこだわった部分だそう。

真っ白の空間で一際存在感を放つ、黒い鏡面仕上げのペニンシュラキッチン。ステンレスの天板が一層クールな雰囲気を感じさせる。奥様が理想としていた、シンプルモダンのデザイン。

二階寝室兼書斎。吹抜けの上にあり、自然光を充分に感じられる。寝室に設けたシャワールームは、3 人の息子さんとご主人が入れ替わり入浴する夏の時期に大活躍だそう。カーペットは室内に足を踏み入れた瞬間、ほっとリラックスでき、高級感もあるのでおすすめだとか。

ご主人が「お気に入り」と語る洗面室。普通の洗面台と異なり、一見ボウルらしいボウル見当たらない。実は洗面台自体に傾斜がついており、奥に向かって水が流れるようになっている特徴的なデザイン。ご主人が海外の空港で採用されていたものを見て取り入れた、こだわりのポイントのひとつ。

完成現場見学会で見かけ、一目ぼれした壁紙を使用したお手洗い。見学会には何度も足を運び、家づくりの参考にされたそう。

一階リビング横に設けた和室は、将来ご両親と共に暮らすことを想定して作った。リビングから様子を見ることが出来、奥の扉はトイレや洗面に繋がっていて、気兼ねなく行き来できるよう配慮されている。

子供の頃から海外で生活されていたというご主人のお気に入りは、寝室兼書斎に設けたシャワールーム。「海外の住まいには寝室にシャワールームがついているのは一般的なんです。妻には『寝室にシャワー??』と最初びっくりされましたが・・(笑)遅くに帰宅してゆっくり入浴する時間のない夜にも重宝しますし、何より夏場には三人の息子と私で浴室が奪い合いになるので、これは作ってよかったなぁと思ってます。おすすめですよ」(ご主人)
奥様のお気に入りは、スタイリッシュなキッチンのほか、リビングのハイサイドライトだそう。「元々天窓にすごく憧れがあったんです。天窓から月を眺められる家なんて素敵だなぁと思っていたんですけど、雨漏りなどの問題が起こりやすいと聞いて、断念しました。でも、このハイサイドライトからは毎晩ちゃんと月が見えるんです!それがもう嬉しくって」と奥様。
その他、リビングの開口からは敷地内の樹木を望むこともできます。「元々この土地にはたくさん樹があったのですが、家を建てるにあたり切ってしまいました。でも、『どれか一つは残しておいてほしい』と設計の池田さんにお願いしていたんです。家が建ってみたら、ちょうど窓からその木が見えるようになっていたんです!夏には繁って秋には実がなる様子がリビングから見えるのが楽しいです。予想外だったんですけど・・・池田さんは計算してそうしてくれたんでしょうか」
ご夫婦のご要望をもとにしつつも、建築家ならではの工夫が盛りこまれたD様邸は、より生き生きとした住空間に仕上がっているようです。

こだわりのつまった家づくり。お忙しいお仕事の傍らお打合せやショールームの見学などを重ね、大変なことも多かったかと思いますが、家づくりは本当に楽しかった、とご夫婦は笑顔で話します。
そんなご夫婦に、これから建てる方に「満足のいく住まいを建てるには?」とアドバイスをお願いしたところ、少し考えたあと「遠慮しないこと」と答えてくださいました。
「自分のイメージを建築家にちゃんと伝えることが大事だと思います。私たちも色々とお願いしましたが、テラジマさんから『これは出来ません』って言われたことは全然なくて、いつも実現するために考えてくれました。これから家づくりをされる方には、ちゃんと伝えれば、きっとテラジマさんなら叶えてくれますよ、ってお伝えしたいです」と、嬉しく大変励みになるお言葉も。

お引渡しから半年余りが過ぎ、今は新居での暮らしを満喫されているD様。この日、ご家族の皆さまの笑顔を見て、この家づくりが大成功であったことを感じました。
ご家族の形に合わせて作り上げた世界でたったひとつのお住まいで、末永く豊かな暮らしが育まれていくことを祈っております。

担当スタッフ紹介

コンサルタント:深田

コンサルタント:深田

設計:池田

設計:池田

現場監督:松井

現場監督:松井

設計担当より

D様は明確なイメージをお持ちで、それを具現化するお手伝いをさせて頂いたような形です。
外観や洗面台はとてもチャレンジングな形で、私もとても良い勉強をさせていただきました。

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