東京都世田谷区 P様/2016年 お引渡し
家族構成:ご夫婦・お子様
世田谷区の閑静な住宅街に建つ3階建てのP様邸。
敷地中央に設けた中庭を囲むように各居室を配置し、景観を取り込みつつ暗くなりがちな1 階にも一年中光を届けます。
都市に在りながらも、光と風を存分に感じることのできる開放的なお住まいです。
家づくりのこと、住まわれてからのご感想を奥様に伺いました。
奥様が旅先のモナコで購入されたという素敵なティーセット。
美味しいコーヒーをご馳走になりました。
家を建てるにあたり、インターネットで家の画像を検索していたという奥様。
偶然見つけたテラジマアーキテクツの家のモダンなデザインに共感され、設計相談へお越しくださいました。
「先に土地は決まったものの、工務店探しは本当に大変でした。
いろんな工務店にご相談したのですが、家づくりはカタチが見えないからこそ、とにかく色々な不安があって・・・。
そんな時、インターネットでテラジマアーキテクツさんが建てた家を見て、モダンなデザインが素敵だなと思い設計相談に行きました。担当のコンサルタントの深田さんのお人柄が良く、とても親身になって私達の話を聞いてくれたことが印象的でした。
それから、建築家の深澤さんがご提案してくださったファーストプランの間取りも理想に一番近くて、光と風を取り入れた設計と開放感のあるデザインがとても素敵で気に入りました。」と当時を振り返ります。
「ファーストプランは深澤さんがご担当でしたが、その後設計を引き継いだ鴨下さんも、素敵なアイディアを沢山ご提案してくださいました。とても頼もしくて、最後まで安心して家づくりをお任せすることができました。
やはり、テラジマアーキテクツさんになら安心して家づくりをお任せできると思ったこと、何より安心感が一番の決め手でした。」と笑顔でテラジマアーキテクツを選んだ理由をお話しくださいました。
大きな窓から光を取り込む明るいダイニング&キッチン。
愛犬のハニーちゃんもいつもリビングで寛いでいるそう。
玄関を開けると、まず目に入るシンボルツリーが印象的。
広々としたバルコニーと繋がるLDK は2階に計画。
吹抜けとハイサイドライトを設け、高い天井からも光を取り込み、明るく開放感のある空間を実現しました。
日中は照明を点けなくても良いほど明るいリビングに、いつも自然に家族が集まっているのだそう。
「この家に住んでから、家族みんなが以前より早く帰ってくるようになりました。
便利なところに住んでいるから早く帰ってくるという理由もあるけれど、やっぱり家が居心地良いので、早く帰ってきているのだと思います。
たとえば家族で食事に出かけても、家で食事するほうがゆっくりできるねって家族みんなが言っていたり。
そんな会話がしょっちゅうなので、本当に居心地の良い家なんですよ。」と笑顔の奥様。
特に、中庭はご家族みんなのお気に入りの場所。
「中庭は昼と夜では見え方も雰囲気も全く違って、家族みんなのお気に入りの場所です。家に帰って、玄関前のシンボルツリーのシマトネリコを見るとホッとしますし、“帰ってきた”という気持ちになっていつも癒されています。
1年前はシマトネリコもまだ小さかったのですが、今では2階から見えるまでに成長したので、このままもっと大きくなって3階まで伸びてほしいなと思っています。
この家に住んで1年が経ちましたが、住んでいるうちにいろんな変化や新しい発見が沢山あるねって主人と話しているんです。」
夜は中庭をライトアップして、昼とは違う表情をご家族みんなで楽しんでいるのだそう。
キッチンから中庭のシンボルツリーを望むことができる。
海外で購入されたという存在感のあるアート。
白い壁が際立つモダンな外観。
やわらかな光に優しい木の素材が映えるリビング・ダイニング。
Bo Conceptの大きなガラステーブルを囲んで、家族と会話が弾む。
まっすぐに伸び、どこから眺めてもバランスが良いシマトネリコの木が家の中心。夕刻になるとライトアップされ幻想的な雰囲気に。
施工は現場監督の松井が指揮を執り、いつ行っても整理整頓された綺麗な現場に驚いたそうです。
「施工中、松井さんは私達が気づかないような細かなことにも気づいて気にかけてくれて、家づくりに対する情熱と熱意を感じました。地鎮祭の時の大きくハキハキした掛け声も、嬉しくてとても印象的でしたね。
引き渡しまで、松井さんが愛情深く責任を持って色々と気を配ってくださったように思います。
鴨下さんも本当にきめ細やかで、私達の質問にもすぐに答えてくれて、いつも素早い対応をしてくださったのでとても有難かったです。
何かを選ぶ時も、私達が選びやすいように資料など用意してくれたり、細かな事まで配慮してくださったので助かりました。
実はこれまでにリフォームを二度経験しているのですが、壁紙一枚を選ぶ時も、素人目線で考えて選んでしまっていたので出来上がった時にガッカリすることも多かったんです。
そういうことも含めて鴨下さんは理解してくださっていたのか、細かいことまできちんと説明してくださって、毎回しっかりと話し合っていました。
たとえば、“ここはこうした方が良い”という時は、はっきりと言ってくださったし、一つ一つ一緒に確認しながら、納得しながら進めていけたのでストレスが一切なかったです。
家づくりは、すごくエネルギーが必要なので、ストレスがなく安心して家づくりを楽しめたことにとても感謝しています。
毎回楽しい打ち合わせでした。」と笑顔でお話しくださいました。
気づけば、家族が自然にリビングに集まっているというP様ご一家。
最後に、「ここが一番お気に入り、というよりは家すべてを気に入っています!」と大変嬉しいご感想をいただきました。
P様、この度はお忙しい中インタビューへのご協力、誠にありがとうございました。
またお目にかかれます日を楽しみにしております。
コンサルタント:深田
設計:鴨下
現場監督:松井
本敷地は道路二面と通路一面に接しており、道路の内一面は公共施設に出入りする歩行者のみの通行路となっています。緑が豊かでエンジン音の聞こえぬ静かで落ち着いた土地、しかし公共施設に隣接しているが故に地盤面を通過する歩行者の気配は日中感じられます。
その状況下で、ご家族がプライバシーを保ちながら安心して暮らせることと、かつ室内で過ごしていても外部にいるような解放感を感じられるように、外と内の境界線を出来るだけ無くすこと、以上を念頭に置き設計を重ねました。中庭を中心とした明るく軽やかな、良い生活空間が創造出来たと思います。
ご家族それぞれにお気に入りの場所があるとのお話しを頂戴し、とても嬉しく思いました。
素敵な方々に住んでもらえること、またご満足いただけること、これが設計職を続けている原動力だと考えております。どうぞ末永いお付き合い、宜しくお願い申し上げます。