「光と風」都市の家づくりなら TERAJIMA ARCHITECTS

お客様の声

ライフスタイルを表現する家づくり 人の輪が広がる住まい

東京都目黒区 K様/2017年 お引渡し
ご家族:4人

お引渡しから半年、お住まいのご様子を撮影するためにスタッフが訪問すると、2人の元気な男の子と可愛いワンちゃんがお出迎え。3階のリビングダイニングに入ると、お仕事柄建築に関わる機会も多いというK様ならではの、洗練されたデザインと心地よさを両立した空間が広がっていました。
「自宅の建築は表現のひとつ」と語るK様に、ご家族の未来の暮らしをデザインする家づくりにどのように向き合い取り組んでいらっしゃったのか、お話を伺ってまいりました。

角地に建つK様邸。開口部を目隠しする木のルーバーがアクセントの、落ち着いたシンプルモダンの外観デザインです。

ご家族が集まるリビングにてお話を伺いました。傍らのワンちゃんもご家族と同じソファでのんびり。

パートナーとして信頼できる知識と技術と人間力のある会社を探しました。

ご長男の小学校入学を機に家づくりに踏み切ったというK様。以前は都心のマンションにお住まいでしたが、生まれ育った地域で家を建てたいという希望をずっとお持ちでした。
お仕事柄幅広い事業に携わり、宿泊施設や店舗等のプロデュースを手がけられているK様は、家づくりに際しても「表現の場のひとつ」という想いで臨まれたそうです。
「注文住宅を選んだのは、デザインもライフスタイルも、自由にしたいという想いがありましたから。建てる会社を選ぶ際には私の希望を形にするために二人三脚してくれるパートナーになりえるか、という点を基準に考えました。」とK様。
家族4 人と愛犬の理想の暮らしを叶える住まいは、明確にイメージされていました。
明るくて自然光がたっぷりと入るリビングや、好みのデザインを盛り込んだインテリア…こうした希望を聞くだけでなく、より良い具体的な提案を出すことが出来ること、「家づくり」というプロジェクトをスムーズに進めるためのレスポンスの速さや的確な対応など、「プロとしてきちんと仕事をしてくれるか」という視点から、いくつかの会社を廻り、弊社を選んでくださったのだそうです。

「いかに私の考えをくみ取ってくれるかがまず大事です。最終的に決めるのは私ですが、的確な提案は幅広い知識がないと出来ないこと。施主の思い描いている漠然としたイメージを、具体的にかたちにできるということが設計者の実力ですよね。ただ施主の言うことを聞くだけではなくて、パートナーとしてきちんとやり取りをしながら一緒に作っていける力が必要です。
それに、家づくりは私だけではなくて家族みんなが参加することですから、子どもも含めて丸ごと面倒みてくれるかどうか、信頼たりえるか。ということを吟味した結果、御社が最適だったと思っています」

玄関の扉を開くと頭上に3階まで伸びる大空間が広がる。目の前には坪庭のシンボルツリーをのぞむ開放的な玄関ホール。ガレージの愛車を眺めることも可能。

「あぁ今日も帰ってきた」と嬉しくなるような家。

玄関の扉を開けると、坪庭のシンボルツリーと燦々と射す自然光に迎えられるK 様邸。見上げると階段が連なり、3階まで続くホールの吹抜けが開放感抜群です。その階段を上っていくと、2階にはご家族の寝室、3階はワンフロアのLDKが広がっています。
モダンをベースにしながら、ミッドセンチュリーやリゾート、アフリカンなどK 様のお好きなテイストを各所に盛り込み、独自の心地よい空間を作っていきました。

「新しいものに色々興味は持ちますが、結局好きなものは毎日食べられるし、同じものを使い続けても飽きません。何十年経っても飽きない空間を作るためには、自分が本当に好きなものを盛り込むのがいいと思います。毎日の帰り道、自分の家が見えてきたときに『あぁ今日も帰ってきた』と嬉しくなるような家を作りたかったんです」とK様。
また、特に家族が集まるLDKを快適な空間にするために、例えば1、2階の天井高を少し下げ、3階にゆったりと高さを確保できるようにするなど、細かな調整をしながら空間を構築していきました。

K様が特にこだわられたのは床材。「どうしても採用したいと思っていた」というLDKのヘリンボーンのフローリングは、節が無いものを吟味して選び、K様好みの色にひとつひとつ塗装を施して職人の手作業で組み合わせ仕上げたものです。その職人泣かせともいえるこだわりを、「職人さんから『もう同じものは作れないからね。頼むから作れなんて言わないで』と冗談で言われたことも笑い話です」とK様は振り返ります。何度も現場に足を運び、確認しながら作り上げたLDKは、K様にとって一番のお気に入りの場所となったのだそうです。

広々としたLDKは奥行のあるバルコニーに隣接。バルコニーから階段を上ると、ルーフバルコニーに出ることができます。
現在は元気なお子様の水遊びの場として大活躍しているそうですが、「ルーフバルコニーはこれから作っていく予定。まだ完成していない、っていうことが、楽しみのひとつです。どんな風にしようか、考えているところです」とK様。

小学校に上がったばかりのご長男は、最近習い始めたフェンシングに夢中。いつかバルコニーで練習に励む日が来るかもしれません。
成長するお子様やご家族の暮らしに合わせて変容できる余剰空間を残しておくことも、楽しい家づくりを叶える秘訣と言えそうです。

LDK同様こだわったという、2階のパーケットフローリング。K様が手がけた宿泊施設で採用して気に入り、同じものを取り入れた。

3階のLDK(竣工時の写真)。天井高を上げるため、下の階の天井の高さを少し調整するなどして開放的な大空間を作り上げた。ヘリンボーンのフローリングは熟練の職人の手作業でひとつひとつ塗り上げ、貼っていったもの。その丁寧な手仕事や仕上がりには、K様も「最高でした!」と大満足。

リビングには広々としたバルコニーが隣接する。柵に用いたすりガラスは、外からの視線を遮りながら光だけを透過し室内に届けてくれる。左手の階段を上ると、プライベートなもうひとつの屋外空間・ルーフバルコニーへ至る。

360度絶景!ダイナミックな東京の景色を一望できる、広々としたルーフバルコニー。現在は元気なお子様の水遊び場となっているが、今後は人工芝やウッドデッキなどを敷いてより過ごしやすくする方法を模索中だそう。

家はコミュニケーションを深めてくれる場所。

都心のマンションにお住まいだったころと比べ、K様の中で「家族ぐるみのお付き合い」に対する考えに変化があったそう。
「友達ひとりではなくて、友達の“家族”を招きたいと思うようになりました。どうせなら、家がきれいなうちに見てもらいたいというのもあって友人の声をかけ出しています。来客の機会も増えて、家が素敵だね、なんて言ってもらえるのは嬉しいですし、家族で家族と会う、ということが、コミュニケーションをより深めてくれるように感じます」とK様は話します。
互いの家族を知ることで、より信頼を強めてくれることを実感していらっしゃるというK様。新しい住まいをひとつのきっかけとして、オンオフ問わず新しいコミュニケーションが生まれ発展してゆくことを楽しみにしていらっしゃるのだそうです。

最後に、こだわりの詰まった住まいを形にし、現在新居での新しい暮らしを楽しんでいらっしゃるK様に、これから家づくりをされる方へのアドバイスを伺いました。
「やり始めると待ったなしですが、人生で住処についてこれだけ集中して考える時間もそんなにないと思いますので、楽しんだらいいと思います。僕は家づくり中は仕事で大きなプロジェクトが動いていて、更に子供の受験も重なり忙しい時期だったので(設計の加藤に)夜中にメールを返したりとか、結構大変だったんですけど、そういう中でも楽しかったですね。いい家を完成させるために調べたり見に行ったり聞いたりすることで知識も広がる、そういうことって楽しいと思いますし、いい思い出になると思います。」(K様)

ひとつの住まいという形に仕上がっていく過程は、達成感のある楽しいものだった、というK様のお言葉に、K 様の二人三脚の相方として併走させていただけたことを、大変嬉しく思いました。

これからも住まいの守り手として、末永くお付き合いをさせていただけましたら幸いに存じます。
K様、この度は貴重なお話をお聞かせいただきまして、本当にありがとうございました。

担当スタッフ紹介

コンサルタント:深田

コンサルタント:深田

設計:加藤

設計:加藤

現場監督:川島

現場監督:川島

設計担当より

とても多忙なK様には、お打合せに時間を割いて頂き、また現場にも足を運んで頂いたりと、ご協力頂き、スムーズに進める事が出来ました。
お打合せには、ご家族揃ってご参加頂いておりましたが、K様はとてもご家族を大切にされていて、その大切なご家族の住まいに対する思いを強く感じ、どの部位の打合せにも空間だけでなく、そこで生活されるご家族を創造しながら打合せを進める事が出来ました。
ご家族を大切に想うK様の愛情がたっぷり詰まった住まいになったと思います。

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