武蔵野市にある2階建ての住宅。邸宅の中心であるリビングダイニングを開放的な空間にするため、敷地北側にテラスを設け、L字型のリビングダイニングで囲む構成としました。主な開口は北側ですが、囲まれたテラスに向かう開口にはカーテンを設置する必要もなく、終日充分な光と風を取り込める住まいとなりました。また、3.2mの高天井に設定したリビングダイニングは、面積以上の広がりを感じさせてくれます。シンプルモダンのデザインとゆとりのある空間構成が魅力の、心地よい都市型住宅です。
テラスに面したL字型のリビングダイニング。主な開口面は北側で、隣家と近接した南側にはハイサイドライトのみを設けました。終日柔らかな光が射す、心地よい大空間です。
天井高は3.2mと、一般的な住宅より高めに設定した大空間。更にテラスと室内の床をフラットに繋ぐことで空間に横の広がりを感じられるようにしました。
週末ごとに来客が訪れるということから、来客の動線上にウェルカムサニタリーとして使える洗面室とトイレを計画しました。T字型の個性的なデザインの洗面台を採用しています。
室内の延長として使えるプライベートテラス。外からの視線を遮る程度の低めの壁で緩やかに囲み、閉塞感を出さないように工夫しています。家族や来客とのバーベキュー、お子様のプール遊びなど、様々な場面で活躍しているそう。
玄関横にある、靴などを収納するクローゼット。ご主人さまの靴のコレクションやケア用品、傘などが整理しやすいレイアウトに。
玄関の扉を開けると目の前に広がるのは大開口。横切るように伸びているのは、意匠性も優れたスケルトン階段です。思わぬ開放感と明るさに、訪れた来客が感嘆の声を上げる印象的な空間です。
お子さまが自ら選んだグレーのクロスがフレンチシックな印象の子ども部屋。白木の家具で統一し、上品でかわいらしい雰囲気に。
シンプルな寝室。クローゼットには、ご夫婦の衣類のうち、日々着用されるものだけを格納します。それ以外の衣類は小屋裏収納に収め、すっきりと使いやすい環境を維持できるように工夫しています。
子ども室と夫婦の寝室の間に、家族用のサニタリールームを計画。写真にある洗面台のほか、トイレと浴室が一体となったホテルライクでコンパクトなレイアウトとなっています。
充実した収納を備え、細々としたものが散らからないように配慮。また、クローゼット内には市販の収納家具がぴったり収まるように計画しました。
シーズンオフの衣類や普段読まない書籍、おもちゃ、食品のストックなどを収納できる小屋裏収納。造作家具等は設けず、整理収納アドバイザーである奥様がセレクトした収納用品で美しく整理されています。人が座れるほどの天井高があり、お子さまがこもって読書を楽しんだりすることもあるそうです。