電気工事
大塚 太加夫
師匠である父の会社を継ぎ電気工事の道へ進む。先代の父は長きに渡り建心会の会長を務めていた。専務の深澤いわく「弊社のほとんどの物件を担当する、信頼のおける大切な建心会メンバーの一員。経験豊富で技術も折り紙つきです」。
住宅の中をちょっと見渡せば、必ずどこかに電気設備はあると思います。もはや電気なしに生活をするのは考えられませんよね。私たちはみなさんが快適な生活を送れるようにするため、電気設備の工事を行っています。例えばLAN、TVアンテナ、インターホンといった通信設備の工事。照明器具、コンセントの工事。レンジフードファンなどの換気設備工事。分電盤や火災報知器工事。太陽光発電やオール電化の工事。これらが電気工事の仕事の一部です。快適に電気を使うためには、安全に電気設備を維持する必要がありますし、そのためには適切な電気工事を行わなければなりません。
電気工事には専門的な技量と知識が必要となります。電気配線なども接続も、DIYの一環として自分たちだけでしていいかと聞かれると、実はそうではありません。電気工事士という資格がなければ作業をすることができないのです。電気工事は感電や火災を引き起こしかねない危険な仕事なのです。
小さい頃から父の働く電気工事の現場を見に行かせてもらっていて、この仕事に興味を持っていました。そのときはいろんな道具を使っていて楽しそうだなと思った印象があります。それから仕事をはじめて、もちろん楽しいことだけではなく、最初に感電したときはやはりちょっと怖いなと思いましたね。それでペンチが溶けたこともあります。今はちょっとしびれたぐらいでは何とも思わないですけど(笑)。
明かりは空間の雰囲気を変える大切なものです。そして家にとって明かりは生活の象徴だと思っています。夕暮れの外観のライトアップ、室内の明かりなどを見ると、やっぱりすごい仕事をしているなぁと思います。照明を気に入ってくださるお客様が多いという話も聞くので、そのあたりもやりがいにつながっています。
テラジマアーキテクツの物件はこだわりの強いお客様が多いのか、全体的に複雑な仕事が多いですね。デザインが凝った物件は、細かい電気の寸法を合わせるのが大変になってきます。例えばダウンライトをミリ単位できれいに設置するなど、図面から多くの情報を拾わないといけません。難しい反面やりがいがあって、毎回楽しく仕事をさせてもらっています。建物がおしゃれなので、仕事をしていて自然とテンションも上がりますしね。
また、職人同士の仲がよく、ギスギスしていないというのも大きなポイントだと思います。違う業種の職人同士でも、お互いの仕事がスムーズにできるように、話し合いながら仕事をしています。建心会のみんなは仕事に対して、よくするために優先する部分が同じなんですよね。技術はもちろん、人がいい方が選ばれている集団だと思っています。先代の社長が建心会の会長を長年務めていたこともあり、たくさんの諸先輩方にも可愛がってもらっていて感謝しています。