二世帯住宅には、家族が互いを見守ることのできる安心感や、助け合えることによる大きなメリットがある反面、お互いのプライバシーを守ることが難しくなったり、生活サイクルや住まいへのニーズも異なる世帯が共に暮らすことへの心配もあります。
テラジマアーキテクツでは、ご家族の構成やお一人おひとりのライフスタイルを丁寧にヒアリングし、一体型・分離型などの既存の形にとらわれない、そのご家族に合ったプランをデザイン。二世帯住宅ならではの「快適な暮らし」をご提案しています。
世代が異なる家族が同居するにあたり、それぞれの生活を尊重することが成功の秘訣、と私たちは考えています。
特に共働き夫婦の多い都市部の二世帯住宅においては、生活時間帯のずれから互いに気を遣う場面も多いものではないでしょうか。
ここでは、年以上に渡る施工実績から導き出した、快適な二世帯住宅の2つのプランニング例をご紹介します。
快適な「二世帯住宅」について、間取りと建築事例をご紹介いたします。
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「テラジマさんで建てて頂いた自宅は、本当に快適です。
同世代の友人からは子世代との同居で色々な悩みを抱えているという話も聞きますが、私は何も不自由がありません」
そう話してくださったのは、82歳の元気でオシャレなお母様。
テラジマアーキテクツの見学会や作品集でも度々ご協力頂いているSH様邸は、完全同居型の二世帯住宅です。
今回、改めてお時間を頂き「二世代同居」についてお話をお伺いしました。
SH様ご家族は以前も同じ土地で、二世帯住宅にお住まいでしたが、以前のご自宅は、同じ二世帯住宅でも完全分離型。
建てた当初はお父様もご健在で、お施主様の妹様もご結婚前でご自宅にいらっしゃったこともあり、それぞれの生活に配慮する形での同居でした。
しかし、建てられてから数年後。
妹様がご結婚した直後に、お嬢様のご結婚を安心したかの様にお父様が逝去され、お母様は同時期に二人のご家族と離れて暮らすことになりました。
その後、お母様はおひとりで一階で暮らすようになり、大変寂しい思いをされていたそうです。
「おふくろにもう一度快適な生活をさせてあげたいんだ。」
住み慣れたご自宅の建て替えを強く反対されていたお母様の気持ちを変えたのは息子さんであるお施主様のこの一言でした。
それまでの完全分離型の生活では、一つ屋根の下と言えどお施主様も多忙の為、1カ月全く顔を合わせないことも多くあったそうです。
同居にもかかわらずその状況では、お母様の変化にも気付いてあげられないのではという気遣いと、お孫さん世代であるSH様のご子息様にこの土地を継がせたいと言う思いもあり、今回、完全同居型へと建て替えを決められたそうです。
いざ新居を建てようと決めてからテラジマアーキテクツへたどり着くまで、SH様ご夫婦は、毎週のようにハウスメーカーの展示場へと足を運ばれていましたが、テラジマアーキテクツが他のハウスメーカーと決定的に違ったのは、お母様の生活と線を引かないプランの提案であったとのこと。
「2×4という工法のせいなのか、どこのメーカーにも同じ要望を伝えているのに、ハウスメーカーでは母のエリア、私たち家族のエリアと区切って提案されたんです。
でも私たちが求めていたのは家族の繋がりを大切にした家でしたので、テラジマアーキテクツさんのプランが一番理想にあっていました。」
「実際住んでみて、意識せずとも家族の気配を感じることができる設計に驚いています。二次元の図面では想像できなかったことです」
とSH様はおっしゃいます。