大画面、臨場感あふれるサラウンドシステム、わが家に映画館さながらの大迫力で楽しめるプライベートシアターがあったなら素敵ですね。専用のシアタールームを設けたり、いつでも気軽に楽しめるリビングシアターにしたり、あるいは音量を気にせずに思い切り楽しめる地下シアターなど、あなたのご希望のスタイルを建築家がかたちにします。
シアター機器のパフォーマンスを十分に活かせる空間設計がポイントです。音や光、内装など、シアタールームとしての効果を高めるいくつかポイントをご紹介いたします。
音については遮音に配慮した上で、音の響きにこだわるなら、天井を高くしたほうが効果的です。また、床はフローリングなどの固い素材にした方が、音が反響しやすくなります。テラジマアーキテクツのSE構法なら、天井高の設定にも自由度がありますし、床材も様々な樹種の無垢フローリングを標準としていますので、音響面で理想の空間をつくりやすい仕様です。
リビングシアターなど、大きな窓がある場合は、遮音カーテンなど光を遮るための対策が必要です。照明も調光がリモコン操作で簡単にできるものを選びましょう。また、スクリーンやディスプレイからの光が、壁や天井、床に反射しないように、スクリーン付近の壁をつや消しの素材で仕上げると快適です。
機器や家具のレイアウトをあらかじめ計画しておくことにより、コンセントや配線を最適の位置に設定できます。完成後にコンセントの位置を変更するのは、大変な作業となり余計なコストもかかります。また、スピーカーのケーブル等は床に露出しないよう隠ぺいしたほうが足をひっかけることもなく安全です。スクリーンやモニター、機器類、ソファや椅子をどんな風に配置するかイメージしておきましょう。
防音・遮音対策がしやすい地下に設けたシアタールームです。
大型スクリーンをはじめ、サラウンドシステムの大迫力を活かせるよう音響に配慮した設計となっています。