敷地の高低差と建蔽率の制限を解決するための一つの工夫として、玄関まで約10メートル、17段の階段のある広々としたアプローチを計画しました。この先にある邸宅への期待感を高める仕掛けにもなっています。 階段の蹴込み部分にはスリットを入れ、長い階段が重い印象にならないように仕上げました。 梁型は意匠上のポイントでもあり、上に雨樋を隠してアプローチに余計なものを出さないための工夫でもあります。